中古ドメイン(オールドドメイン)と聞くと
何を連想または何をイメージしますか。
当り外れがある、購入をした場合高価である。
何処からどの様にして取得すればいいのか分からない。
パッと考えてもこの様なイメージが出てくるかと思います。
当たり前ながらこの様なイメージがあっても当然です。
私も最初はそうでしたしSEO対策をしている方は最初は良くわからなかった人が
ほとんどかと思います。
しかしSEO対策において中古ドメインの要素は必須です。
今回は、中古ドメインの取得方法や中古ドメインにはどの様な特徴があるのかを
掘り下げて説明していきます。
先ず始めに中古ドメインってなんだろうと思われている人もいるかと
思いますので基礎的なことから始めたいと思います。
この記事の目次
● 中古ドメインってなに
中古ドメインについてですが文字通り中古のドメインとなります。
ドメインは新規ドメインと中古ドメインの大きく二つに分類されます。
一般的には新規ドメインを取得される人の方が圧倒的に多いと思います。
しかしSEO対策においては中古ドメインの方が結果が出やすいため、
あえて中古ドメインを取得する人もいます。
では両者の何処が違うのか?ここで新規ドメインと中古ドメインの特徴を
見比べてみましょう。
先ずは新規ドメインからいきます。
長所
ドメインの評価がゼロのため新規で立ち上げるウェブサイトには相性が良い。
取得費用が安く済む。
短所
ドメインの評価がゼロのため最初は検索エンジンの上位に表示されにくい。
ドメインの評価がゼロのためドメイン自体のパワーも低い。
次に中古ドメインを見てみましょう。
長所
元々のドメインパワーや被リンクを引き継げる。
ページランクが高いドメインだと上位表示されるまでのスピードが比較的早い。
短所
ドメイン自体に当り外れがある(まれにインデックスしないものも有)。
取得費用が高くつくものもある。
以上が新規ドメインと中古ドメインの特徴になります。
この様に特徴を見比べるとドメインの用途や予算に合った利用方法が
大事だと分かると思います。
とにかく中古ドメインの場合は当り外れがあるにせよ検索エンジンの評価が
一定レベルありますので上位表示させやすいのが最大の特徴になります。
でもコストが掛かってしまうのが現実です。
しかし、後の章ではこのコストをぎりぎりに抑えて取得する方法や
実質無料で中古ドメインを所得できる方法も説明していきます。
ぜひ最後まで読んでいただけたらと思います。
● どの様な中古ドメインがいいのか
当り外れがあるよと言いましてもなるべくでしたら外れを除外して
当りだけを選びたいと考えている人がほとんどかと思います。
では、どの様にして当りのドメインを選んでいけばいいのでしょうか。
私もそれが分かれば知りたいと思っている人の一人ですが。。
それを言ったら始まらないので私が唯一頼りにしていて
これまでも外した事がない基準を教えたいと思います。
それは・・・Google(グーグル)のページランク(略してPR)を
基準にして選らんでいくという点です。
Googleのページランクって聞いたことありますか?
人によっては関係ないといっている人もいますが私自身は重要な指標と考えています。
では、GoogleのPRについてですが、0〜10の11段階で表示される指標で
ページランクがついていないドメインも多数あります。
ページランクが高ければ高いほど検索エンジン(Google)からの評価が
高いという事になります。
評価が高いということは既に検索エンジンからそれ相当の評価を得ているということに
なりますのでドメインのパワーだけで上位に表示させることも出来るというわけです。
もちろんですがドメインのパワーだけで上位表示させられない場合もありますが
私の経験上ページランクが高いほうが上位表示させやすいです。
私が取得する中古ドメインはページランクが4~6までがほとんどです。
自分が運営しているウェブサイトを公開するのはなんだか恥かしく感じてしまうのですが
今回はページランク6のドメインで作成したウェブサイトを公開してしまいます。
ページランク6のサイトをSEOチェキというSEO対策には欠かせないツールで
分析した結果の画像になりますがまあまあのキーワードでもしっかりと
上位表示されていることが分かるかと思います。
実際にこのウェブサイトを見ていただければ分かると思いますが
特にページ数も多くなく立派なコンテンツがあるわけでもないのに
上位表示させることが出来ているのは
やはりページランクが高いドメインを使用しているのが一番の理由だと考えています。
ほんの一例ですが、この様にページランクが高いドメインを取得して
ウェブサイトを作成すれば上位表示させやすくなるということも
分かっていただけたのではないでしょうか。
後は、ページランクの他に被リンクが付いているかを気にする人も多いですが
私はさほど気にしません。
もちろん被リンクは付いていたほうがいいのですが低質な被リンクでしたら
むしろ付いていないほうがいいのです。
後から被リンクを付ければいいのですしいくらでもカバーは出来ます。
したがいましてあまり気にする必要がないというのが私個人の見解となります。
でも中には、ウィキペディアや教育系や政府系からのリンクが付いている
中古ドメインがあります。
この様な中古ドメインは効果も高いと言われており人気もあり
おまけにあまり出回らないので見つけたら購入することをおススメします。
● 中古ドメインを精査出来るツール
先ほどチラッと紹介したツールが中古ドメインを精査出来るツールになるのですが
私は中古ドメインを取得する際にこのツールでドメイン情報を精査してから
実際に取得をしています。
SEOチェキ
このツールは私のSEO対策になくてはならないほど頻繁に利用しているツールです。
具体的に何が分かるのかと言いますと代表的なもので以下の情報が分かります。
Googleページランク
Alexaランキング
利用ホスト
ドメインの登録年月日
Yahoo!カテゴリ等、各ディレクトリの登録状況
SNSの詳細な情報
以上の情報が瞬時に分かる優れもののツールです。
SEOチェキの使い方は簡単ですのでどなたでも使いこなせることが出来るでしょう。
SEOチェキのトップページにURLを入れる窓がありますのでそこに調べたいURLを
入力するだけで自動的に調べてくれます。
黒枠で囲ったところにURLを入れるだけです。
そうしますと先ほどページランク6のウェブサイトを公開した際の画像に
なりドメインやウェブサイトの詳細が分かるシステムになっています。
ご自身のウェブサイトやライバルあるいは気になるサイトの情報をみて
情報を集めるのも良いでしょう。
さて、中古ドメインの特徴が分かったところで次からは具体的に
どの様にして中古ドメインを取得していけばいいのかを説明していきます。
● 中古ドメインの取得方法其の1
この章から具体的にどの様にしたら中古ドメインを取得できるのかを見ていきましょう。
先ずは手っ取り早く取得する方法で中古ドメインの販売業者さんから購入するという
手があります。
中古ドメインを販売してくれる業者さんってそこそこ多いです。
試しにGoogleで「中古ドメイン販売」というキーワードで探してみましょう。
まあまあの数が検索結果に出てきたのが分かると思います。
でもどの業者さんを選べばいいのか最初は不安ですよね。
なので今回は私が実際に利用したことがある業者さんを紹介したいと思います。
中古ドメイン販売屋さん
この、中古ドメイン販売屋さんは業界でもトップクラスの実績と信頼がありますので
安心してお願いする事が出来ます。
インデックス保障やリアルタイム納品といった特徴がユーザーさんに受けていて
人気の中古ドメインの販売業者さんです。
利用方法も簡単でユーザー登録をすれば簡単に利用する事が出来ます。
ユーザー登録する前にあるいはログインする前の画面ではドメイン名が見ることは
出来ないのですがログインして再度トップページを出すとドメイン名が見ることが
できます。
ただ、実際にログインしていただきドメイン情報や値段を見てみていただくと
結構値がはるのが分かると思います。
もちろん値段で判断するのは良くないですしボランティアでやっているわけでも
ないのでそれなりの値段はします。
特にページランクが高くなれば高くなるほど値段がはるのは業界の常識なのですが
それでも二の足を踏む人もおられると思います。
そこで私があれこれ探した結果比較的に安価でページランクが高いドメインを
取得できる方法を教えたいと思います。
● 中古ドメインの取得方法其の2
では、比較的に安価でページランクが所得できる方法を教えていきたいと思います。
それでは先ず始めに「ココナラ」というウェブサイトを見てみてください。
ココナラ
この、ココナラは基本的にはワンコイン(500円)で色んなサービスを受けられたり
ご自身でサービスを出品することも出来る画期的なサービスサイトです。
占いやブログの記事作成、ツイッターのアカウント販売やアイコン作成にいたる
色々なジャンルを購入したり出品したりする事が出来ます。
そしてこの、ココナラに中古ドメインの販売やドメイン情報を
販売してくれている人も多いのです。
そしたら使わない手はないですよね。
実際に私もココナラを使っていますし中古ドメインも購入したことが
ありますので間違いはないと思いますので安心してください。
ココナラも簡単なユーザー登録が必要です。ですが難しくないため
直ぐにアカウントを作れるはずです。
ユーザー登録をしてログインしますとこの様な画面が出てくると思います。
そうしましたら黒枠で囲ってあるようにココナラの検索窓に
「中古ドメイン」というキーワードを入力してココナラ内で
中古ドメインのサービスを提供してくれている人を探します。
検索しますと「中古ドメイン」のサービスを提供してくれている
販売者さんを見つけることができます。
中にはページランク5のドメインを5,000円で提供してくれる
販売者さんも見受けられます。
そしてご自身の条件と合った販売者さんから購入することをおススメします。
中古ドメインの業界全体にいえる事ですが購入価格にドメイン取得の代金は
含まれているのかどうか、品質保証はあるのかどうかとか事前に問い合わせて
条件を聞くのがいいでしょう。
もし、ドメインの取得代金は別なら別途ドメイン取得の代金も予算に
組み込まなければ予算オーバーになります。
その点を踏まえて業者さんなり販売者さんと事前に連絡をとることが
出来れば取引もスムーズに行くはずです。
購入価格にドメイン取得費用が含まれている場合は私の経験上
「バリュードメイン」というドメイン登録代行の業者を使用して
ドメインを移行するケースが多いです。
VALUE-DOMAIN バリュードメイン
この「バリュードメイン」ですが珍しくユーザー間でドメインの移行を出来る
機能が付いているので先に中古ドメインの販売業者さんがドメインを取得しておいて
オーダーが入ったら購入者さんのアカウントにドメインを移行するという
やり方が一般的に行われているのです。
なぜこのやり方が一般的かと言いますと中古ドメインは争奪戦の意味合いが
非常高く見つけた時点でドメインを取得していないと高確率でライバルに
持っていかれるケースがほとんどです。
ですので良質でページランクが高いドメインは見つけた時点で
「バリュードメイン」で取得してオーダーが入り次第ドメインを
移行するというやり方が一番いいのです。
当然ながら在庫は抱えることになりますが良質かつページランクが高い
ドメインは直ぐに売れますのでそれほどリスクに感じない様子です。
「バリュードメイン」のアカウントを事前に作っておけばスムーズに
取引が完了するケースもありますので事前に作っておくのがベターでしょう。
では、次の章でお待ち兼ねの自力で中古ドメインを見つけられる方法を
教えていきたいと思います。
● 中古ドメインの取得方法其の3
お待たせしました。
今回の記事のメインイベントである中古ドメインを自力で取得する方法について
教えていきます。
先ずは「Expired Domains」というウェブサイトをご覧下さい。
全て英語のウェブサイトですが全てを見ていく必要はありません。
この、Expired Domainsは期限切れのドメインを教えてくれる
ありがたいウェブサイトでして期限切れドメインと言うことは以前に
運営されていたドメインと言うことになりますので
イコール中古ドメインという事になります。
私は、Expired Domainsを使用してページランク4までのドメインを
取得する事が出来ました。
中々ページランク4は取得出来ないのですが、ページランク3までの
ドメインは毎日といっていいほど取得する事が出来ます。
ページランク3のドメインでも市場ですと3,000~5,000円程で
販売されているケースもありますので馬鹿には出来ません。
個人的に使用する分でしたらページランク3でも相当のパワーが
あるドメインですので十分ではないでしょうか。
前置きが長くなり申し訳ございません。
では本題のExpired Domainsの使用方法について解説していきます。
この、Expired Domainsも簡単な作業でアカウントを作れます。
アカウントがなくても実際に使用できることは出来るのですが
この機会にアカウントを作成していきましょう。
先ずは、Expired Domainsのトップページを出してください。
トップページの画面右上に「Sign Up」と書かれたところがありますので
そちらをクリックしてください。
小さくてわかり辛いのですが赤い上矢印のところです。
「Sign Up」をクリックしますとこのような画面が出てくると思います。
この画面にあるフォームに情報を入力していきます。
登録画面が英語なので分かりにくいと思います。
以下を参考にして下さい。
Username:文字通りユーザーネームです。任意のユーザーネームを入力してください。
Password:パスワードです。
Repeat your Password:もう一度同じパスワードを入力してください。
E-Mail:文字通りメールアドレスです。普段よく使うメールアドレスを入力しましょう。
captcha I can’t read it. 隣に書いてある英数字が読めない際は
ここをクリックして違う英数字を表示させることが出来ます。
Captcha:上記に表示される英数字を入力します。
I want to get news and updates from ExpiredDomains.net
Expired Domainsからのニュースをメールアドレスで受け取る
(チェックしたほうが無難です)
全て記入したら「Sign Up(Free)」のボタンをクリックして完了です。
何も問題がなければアカウント作成の際に登録したメールアドレスに
確認メールが来ていますので確認してください。
この様なメールが来ていたらOKです。
最後に長い https://www.expireddomains.net/ から始まる
アドレスをクリックして認証が終了です。
認証が終わりましたらUsernameとPasswordを入力して
ログインさせてください。
ログイン後の画面はこの様になるはずです。
今回は.comの期限切れドメインを探していきますので赤枠で囲ってある
「Deleted .com」のところをクリックして下さい。
「Deleted .com」のところをクリックしたらこのような画面になります。
そうしましたら赤枠で囲ってあるPRというところをクリックして下さい。
このPRというところをクリックするとページランクが高い順に、
もう一度クリックしますとページランクが低い順に
期限切れドメインを並び替えることが出来ます。
ではPRのところをクリックしてページランクが高い順にしてみてください。
ページランクが高い順に並び変えることが出来ました。
ここからが本番なのですがPRの縦列の色に注目してください。
先ほどの画像ですがPR6のドメインの色はオレンジまたはレッドの色ですね。
オレンジまたはレッドのドメインは選ばないほうがいいです。
なぜならばFake(フェイク)偽装ドメインの可能性が大だからです。
意図的にページランクを吊り上げたドメインだったりインデックスしたとたん
ページランクが飛んでしまったり、そもそもインデックスするかどうかも
分からない粗悪なドメインであることが非常に多いのです。
無理くりそんな粗悪なドメインを取得しても良いことはないので
スルーして正解です。
話を元に戻しますと正常なページランクが付いているドメインは
グリーンで表示されますのでそのドメインが表示されるまで
ページを飛ばしていきます。
画面右上か右下にあるNext Pageをクリックすれば
次のページへ飛ぶことが出来ます。
では次のページを見てみましょう。
次もPRの色がオレンジまたはレッドでしたので
Next Pageをクリックしてページを飛ばしていきます。
3ページ目でやっとPRの色がグリーンのドメインが出てきました。
しかもページランク5が付いてますね。
しかしこのドメインはライバルに既に取得されています。
今度は右から二番目の項目「Status」のところを注目して下さい。
グレーで「registered」と書かれているのが分かるかと思います。
「registered」と書かれているドメインは既に取得されている
ドメインなので手遅れと言うことになります。
私たちが狙うのはグリーンで書かれている「available」という
ドメインを探していくのです。
大分ページ数を飛ばしましたがページランク4のところで偽装もなく
取得出来そうなドメインを発見しました。
ただ問題があります。
「available」とグリーンで表示されていても早い者勝ちですので
先行者が取得していれば取得する事は出来ません。
ご存知の通り新規ドメインも中古ドメインも
早い者勝ちというのは変わりません。
見つけたときに取得していかなければドメインの取得は出来ないのです。
ではもう少し具体的にExpired Domainsで見つけたドメインを
どの様にすれば取得出来るかを次の章で見ていきましょう。
● Expired Domainsで見つけたドメインを実際に取得しよう
前の章でExpired Domainsで期限切れでページランクが付いている
ドメインは見つけることが出来ました。
でも実際に見つけるだけではダメで取得していかなければいけません。
仮に、PRの偽装もなく「available」とグリーンで表示されている
ドメインが見つかったとしましょう。
そうしたら私場合は「ムームードメイン」を使って取得できるかどうかを
一軒一軒くまなくチェックしていきます。
人によってはドメインをメモ帳等に貼り付けておいて
「お名前.com」の一括検索でチェックする人もいます。
「お名前.com」は最大30個まで検索可能ですので
こっちのやり方のほうが効率は遥かに良いですが。
何が良くて何が駄目とかではなく実際に取得可能かどうかを見るだけですので
どのドメイン登録代行サービス(レジストラ)を使っても大丈夫です。
では、Expired Domainsで見つけたドメインが実際に取得できるのかを
見てもらいましょう。
このページで見つけた samusicawards.com が
取得可能かどうかを見ていきましょう。
先ずは「ムームードメイン」で取得可能かどうかを見てみましょう。
どうやら取得出来そうなドメインですね。
ドメインが取得出来ると分かった上で今度は、SEOチェキで
ドメインの情報を見てみましょう。
しっかりとページランク4が確認できてFacebook(フェイスブック)の
「いいね」が31付いていることも確認出来ると思います。
私でしたらこのドメインは直ぐに取得します。
ページランクも確認ができSNSのリンクも付いている時点で
品質は良さそうだと判断できるためです。
この様に、気になるドメインは同じやり方で見ていけば必ず取得可能な
ドメインが出てきますので焦らずに中古ドメインを探して行きましょう。
● まとめ
今回は、中古ドメインの取得方法と特徴についてを
説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
SEO対策をするにあたって良質な中古ドメインを手に入れることは重要な要素です。
もちろんコンテンツもしっかりとした物であれば
更に上位表示の可能性も高まります。
キーワードの難易度というのがあるのですが狙っているキーワードの
難易度が低ければ低いほどドメインのパワーだけで上位表示も
狙うことが出来ます。
キーワードの難易度が低いということはライバルも少ないので
コンテンツで勝負しなくてもドメインのパワーがあれば
それだけで十分に勝負を挑めます。
今回、中古ドメインの取得方法も3パターン教えましたので
ご自身のスキルや予算に合わせて中古ドメインを取得していただければと
思っています。
今回の記事が、皆様の中古ドメイン取得やSEO対策に関して参考になれば幸いです!