
マスコミ取材を獲得することのメリットは
何だと思いますか?
例えば、テレビ取材を受けたことによって
お店に行列が出来たとか。
例えば、新聞取材を受けたことによって信用を得られるようになったとか。
マスコミ取材を獲得することで様々な恩恵を受けることが出来ます。
私たちのような小さい会社のことを知っている人はごく少数です。
ほとんどの人があなたの会社のことも商品、サービスのことも知りません。
そしてあなたの商品やサービスの素晴らしさも知りません。
どんなにあなたが自社の商品やサービスを絶賛し続けても、
自分の会社の商品を悪く言う人はいません。
つまり、当事者の意見など参考にしないということ。
新規客を取っていこうと考えているのであれば、まずは第3者からの評価が必要です。
でも、どこの会社も「お客様の声」はウェブサイトに載せています。
いまや「お客様の声」を載せるのは当たり前。
そこではライバルと差を付けることは出来ません。
では、どうすればいいのか?
もっと強力な第3者の声をもらえばいいのです。
それがマスコミ取材獲得になります。
一般的に誰もがテレビや新聞の発信する情報を無条件で信じます。
いまはネット上の情報も増えて、完全に鵜呑みに出来ない状況ではありますが、
一般的にはテレビや新聞の情報は正しいと無条件で信じるのが普通です。
だからこそ、マスコミ取材を獲得することで、このマスコミの信用を使わせてもらうのです。
「○○新聞に取材された○○パンです!」
と売り出せば、朝から行列が出来てあっという間に完売するでしょう。
相乗効果で他の商品も売れて、リピーターも確実に付くことを考えると、
マスコミ取材獲得から受ける売上効果は計り知れません。
普段は町中にある普通のパン屋さんだったのが、
マスコミ取材を獲得した瞬間から名店へと変化します。
それだけマスコミに取材されたという事実は、
多くの人から信頼を勝ち取るためには効果的なのです。
なお、弊社でもマスコミ取材を獲得することが出来ました。
⇒ http://k-tsubo.com/massmedia/
こういった実績があることで、どこにでもいる普通の起業支援コンサルタントが、
信頼できる起業支援コンサルタントに変わります。
自分のことを悪く言う人はいないわけで、マスコミという第3者の評価は
大きな信頼につながります。
マスコミ取材獲得は大企業だけのものではありません。
むしろ信用されにくい、中小企業こそ取り組むべきものです。
マスコミ取材を獲得することによって信用を得られるだけでなく、
売上アップも期待することが出来ます。
そこで今回は、弊社がマスコミ取材獲得に成功した方法をまとめてみました。
9つのステップでマスコミ取材獲得の方法を解説しましたので、
ぜひ参考になさってください。
この記事の目次
マスコミ取材獲得法ステップ1:プレスリリースの内容を決める
マスコミ取材を獲得するためには、マスコミに情報を提供する必要があります。
そのために使うのがプレスリリースです。
だいたいワード原稿2枚分くらいにリリース内容をまとめます。
マスコミ取材を獲得するためにプレスリリースを使う場合、例えば新商品リリースとか、
新しい企画とかイベントとか、そういったケースが使いやすいかと思います。
あとは既存の商品でも、例えば販売1年足らずで販売数10万個突破!とか。
そういった内容をプレスリリースすると、マスコミ取材を獲得しやすくなると思います。
ワード原稿2枚分ですので、あれもこれも載せることはできません。
また、内容が分かりにくいと、どんなに内容が良くても
マスコミ取材を獲得することは出来ません。
理由は簡単で、マスコミ関係者は多忙だからです。
そしてプレスリリースは毎日ひっきりなしにマスコミに届きます。
その中から、あなたのプレスリリースを見つけて取材に来るわけですから、
読みにくかったり分かりにくいプレスリリースは内容以前に読んでくれません。
プレスリリースの書き方は後の方で説明しますが、
マスコミ取材獲得を目指す場合はマスコミはお客様。
そういう気持ちで取り組むと良い結果が得られると思います。
マスコミ取材獲得法ステップ2:社会性があるか?
マスコミ取材獲得を実現するには、プレスリリースの内容が重要になります。
ただ単に「新商品リリース!」といった内容をリリースしても、
誰も興味を示してくれません。
新商品リリースだけでマスコミ取材を獲得出来るのは大手企業だけ。
私たちのような小さい会社の商品など、マスコミは興味を示してくれません。
では、どうすればいいのか?
プレスリリースに社会性の切り口を取り入れてください。
例を出すと、今年の夏はとても暑かったですよね?
これは社会性のあるテーマです。
この夏の暑さとマスコミ取材を獲得したい商品やサービスを結びつけてみてください。
日中の気温が30度を超えたら5%オフ、35度を超えたら10%オフとか。
そういったキャンペーンをおこなうことで、マスコミ取材を獲得することができます。
マスコミ取材を獲得するためには旬のネタを攻めると効果的です。
単なる一例に過ぎませんが、自社商品やサービスと社会性を結び付けられないか?
ぜひ考えてみてください。
ちなみに私がマスコミ取材を獲得した「イクメン起業」は
社会性と絡めてプレスリリースをおこないました。
マスコミ取材獲得法ステップ3:公共性があるか?
マスコミ取材を獲得するためには社会性の他にもう1つ重要な要素があります。
それが公共性です。
公共性という意味は少し難しいのですが、広く一般に受け入れられる情報を
届けるのがマスコミの仕事でもあります。
これをマスコミが興味を持ちやすいテーマで定義すると、
子供やお年寄りといった社会全体で守るべき人たちに絡んだ内容。
または、客足が遠のいた商店街や、地場産業、町工場、小さいお店など、
どちらかというと不景気のあおりを受けて落ち込んでいる業種に
焦点を当てた内容を好みます。
その方が読者から共感を得られやすいというのもあると思います。
弱者という表現は好ましくないかもしれませんが、
そういった方たちをサポートするようなネタ。
そういったネタを自社ビジネスを絡めてプレスリリースを出すと、
マスコミ取材を獲得しやすくなります。
例を挙げると、どこにでもあるような街のパン屋さんが、
子供を対象としたパン作り教室を開催。
夏休みの自由研究も兼ねて、思い思いの形のパンを作って、
家族でおいしく食べましょう・・・といったネタを考えたとします。
これは子供という公共性を兼ねながら、
夏休みの自由研究という社会性も兼ねた内容です。
こういったネタだとパン屋さんの直接的な集客は見込めないと
思われるかもしれませんが、それは間違った考え方です。
親しみやすいパン屋さんのご主人やスタッフの人たちと一緒に
パン作りをして子供も楽しんでくれた。
そういう経験をした人たちはパンを買うならあそこのパン屋さん・・・、
という風になるのが普通です。
地域に根ざしたパン屋さんだからこそ、こういった地域の方のための企画というのは、
長い目でみると集客効果は高くなります。
そしてそういった内容をマスコミは好むのです。
マスコミ取材獲得法ステップ4:プレスリリースを書く
マスコミ取材獲得のためのネタが出来たら、それをプレスリリース化します。
先ほどもお伝えしたようにワード原稿2枚分に収まるように記載していきます。
プレスリリースには必ず記載しなければいけない内容があります。
・自社紹介
・社会背景(この企画をおこなうにあたっての)
・自社で現在起きている現象(企画に関連したもの)
・商品やサービス、店舗情報などの詳細
・今後の展開
こういった内容をプレスリリースに盛り込みます。
マスコミ取材を獲得出来る理想のプレスリリースは、プレスリリースの内容を
取材内容としてそのまま使えるものです。
つまりプレスリリースの内容通り取材をすれば、
それだけで取材が完了してしまうくらいの内容です。
マスコミ関係者は忙しいので、少しでも手間なく取材に来てもらえるように、
プレスリリースから気を付けます。
上記の内容が入っていると、それだけでどんな内容なのか取材する側も
理解しやすくなります。
マスコミ取材獲得の第一歩は、マスコミ関係者をお客様だと思うことです。
マスコミ取材獲得法ステップ5:プレスリリースを配信する
出来上がったプレスリリースは専門業者を使って配信します。
別に1社、1社FAXしても良いのですが、それだと手間がかかります。
プレスリリース配信会社であれば有料にはなりますが、
手間なく100社以上のマスコミにリリースを流してくれます。
どこから取材獲得できるかは分かりませんので、
最初はプレスリリース配信会社を使いましょう。
なお、おススメは「@プレス」という会社です。
⇒ @プレス
1回の配信に3万円かかりますが、確実にプレスリリースを届けてくれます。
また@プレスのいいところは添削サービスがあることです。
マスコミ取材を獲得しやすいようにプレスリリースを添削してくれるサービスを
おこなっています。
最初のうちはこのプレスリリースで良いのか不安になると思いますので、
@プレスの添削サービスは心強い味方になってくれるでしょう。
マスコミ取材獲得には@プレスは欠かせません。
マスコミ取材獲得法ステップ6:インターネットで検索する
@プレスを使ってプレスリリースを送ったら、ネットで検索をかけてください。
プレスリリースの核となるキーワードを打ち込んで、
どんな媒体にニュースが掲載されているのかを確認するのです。
@プレスを使うと提携している様々なネットニュースに掲載されますので、
どんな媒体にニュースが掲載されているのかチェックしましょう。
基本的にはこういったネットニュースを見て、問い合わせしてくれるマスコミも多いです。
提携しているネットニュースには普通に載せることは出来ますが、
そういったニュースでも見ている人は大勢います。
そこからマスコミ取材を獲得できるように期待して待ちましょう。
マスコミ取材獲得法ステップ7:個別にアプローチする
プレスリリースを流してマスコミ取材獲得が出来たらいいのですが、
最初からうまくいく保証はありません。
この場合、内容うんぬんよりもプレスリリースの存在に気付いてもらっていないのも
原因の1つです。
ですから、今度は個別にアプローチをかけていきます。
あなたは広報マスコミハンドブックという手帳をご存知でしょうか?
こちらにテレビや新聞、雑誌と言ったマスコミ関係会社の連絡先が記されています。
プレスリリースのネタによっては、例えば新聞社だと文化部、生活部、社会部などに
分かれています。
そういった部署ごとの連絡先を教えてもらうために、まずは記載されている代表番号に
電話をして、プレスリリースを送っていいか確認してください。
送り先などを再度確認したのちFAXしましょう。
マスコミの方たちは忙しいので、基本的には連絡待ちの姿勢で構いませんが、
頃合いを見てきちんと届いているかの確認はしてもいいかもしれません。
このように個別アプローチをすると、意外なところで担当者とつながりを
持てたりすることもあります。
プレスリリースを送りっぱなしにしないで、マスコミ取材獲得が出来ていなければ
個別アプローチをおこなうこともおすすめです。
マスコミ取材獲得法ステップ8:きちんとマスコミ対応をおこなう
無事にマスコミ取材を獲得出来たら、取材日などを決めて、実際に取材となります。
何度も言いますが、マスコミはお客様だという姿勢で接してください。
取材日などもなるべくマスコミに合わせるように努力をしてください。
なぜなら、彼らはそれなりに経費を使って、わざわざ取材に来てくれるわけです。
そしてその内容がテレビや新聞に載ったら、それで売上アップが期待できる訳です。
無料でマスメディアを使って自社商品やサービスを間接的に紹介してくれるわけですから、
合わせられるところは合わせるのは当然のことです。
そこは間違わないようにしてください。
段取りよく取材が出来るように最大限協力しましょう。
マスコミ取材獲得法ステップ9:取材された実績を2次利用する
無事にマスコミ取材を獲得出来て、その内容がテレビや新聞に掲載されたら、
必ずやってほしいことがあります。
それはテレビで放送された、新聞記事になった、という証拠をきちんと残してほしいのです。
テレビであれば録画をする。
新聞であれば写真に撮る。
ヤフーニュースなどのネットニュースであればキャプチャを取る。
このように取材された証拠を残しておきましょう。
なぜならば、それを二次利用するからです。
冒頭も言いましたが、マスコミ取材獲得の最大の目的は、
マスコミの信頼を借りることにあります。
マスコミに取材されるくらいおいしいラーメン屋さんだから安心だよ・・・、
とマスコミ取材実績からお客さんに分かってもらうためなのです。
ですから、きちんと証拠は残しておきましょう。
なお、テレビ映像は著作権が発生しますので、映像のキャプチャを
何枚か載せられればいいでしょう。
1回でもマスコミ取材獲得が出来れば、その実績の二次利用で
お客さんの信用を勝ち取ることが出来ます。
いかがでしたでしょうか?
マスコミ取材獲得って意外とシンプルなんだと感じられたのではないでしょうか?
新聞に広告を載せるにしても、ほんの小さな枠でさえ数百万円はかかります。
それを無料で掲載出来る。
しかも記者さんの感想付きで。
これがどれだけの価値があるか分かりますか?
マスコミ取材獲得は決して難しいことではありません。
出版をするよりもはるかに早く、簡単に実現することができます。
何の変哲もないお店でも、社会性や公共性を絡めた企画を考えるだけで、
マスコミは喜んで取材に来てくれます。
全国紙では難しくても、地方紙であればそれほどハードルは高くありません。
そういったところを狙って、まずはマスコミ取材獲得への一歩を踏み出してください。
あなたの商品やサービスの価値を多くの人に正しく知ってもらうためにも、
マスコミ取材獲得にチャレンジしましょう!
