世の中には平均よりも低い収入でもしっかりと
将来に向けてお金を貯める事ができる人がおられますが、
一方で平均よりも高い収入を得ているにも拘わらず
お金のたまらない人もおられます。
お金というものは、そのもの自体にはそれほどの価値がないとは言え、
あらゆる価値と交換するための手段に用いられることを考えれば、
あって困ることはないですし、多くの方がお金を貯めたい、
お金を貯めてお金に余裕のある生活を送りたいと思っているはずです。
しかしながら、現実的にはお金がたまらない人が多く見受けられます。
そして、その理由が経済情勢が悪く、得られる収入が少ないからという
単純な理由はあるにせよ、その理由だけが原因でないことは言うまでもありません。
お金がたまらないことで『飲み会に行けない』『遊びに行けない』
『趣味にお金を使うことができない』という状況になったとしても、
まだまだ我慢のできる余地はありますし、お金をためられないことに
対する反省材料とすればそれで済みますが、『光熱費が払えない』
『家賃が払えない』などということになれば、これは考え物です。
だからこそ、このようなお金がたまらない人にならないためにも、
お金を貯めるようにしなければいけないわけですが、
今回は、あえてお金がたまらない人がなぜゆえにお金がたまらないのかという
点にスポットを当てて、お金がたまらない人の特徴を挙げていきます。
ポイントは3つの『ない』です。
■ お金がたまらない人の特徴1 計画性がない
あらゆることに対して計画性がなく、思いつくがままに物を買ったり、
遊びに行ったりとお金を使ってしまう方はお金がたまらない人の典型例です。
お金が貯まるということは単純に収入よりも少ない金額で生活をするということに
尽きるわけですが、この単純な計算式が理解は出来ていても頭に入っていないのです。
つまり、何にどれだけお金を使ったかということを把握しておらず、
現在どれだけのお金が残っているのかということがわからない状態でいます。
そういう状態であれば、心配性の性格でもなければその場の欲求のままに
お金を使ってしまうのはすこぶる当然かもしれません。
そして、計画性がないことで言えば、せっかく残ったお金があったならば、
そのお金を貯金に回すことでお金が貯まるわけですが、棚から牡丹餅とばかりに
自身の欲求を満たす為にお金を使ってしまうという無計画性がより一層
お金がたまらない人の特徴として現れます。
このように一時万事あらゆることに対して計画性がなく、その場その場で自身の欲求を
満たすべく無計画にお金を使ってしまう人は当然のことながらお金がたまらない人に
なってしまう可能性が非常に高くなります。
しっかりと収入と支出の管理をし、支出を収入の範囲内に抑えること、
さらに言えば、多少なりとも貯金の枠を予め設け、その範囲内で
生活することでお金が貯まるようになります。
■ お金がたまらない人の特徴2 我慢ができない
飲み会があれば必ず参加!当たり前のように2次会までお付き合い。
欲しいのもがあればすぐさまコンビニへ。
面白そうなレジャー施設があればレッツゴー!
このような気質の方はお金がたまらない人の特徴にあります。
もちろん、基本的にはお金は貯めるためのものではなく使うためにある物ですから、
ある程度のお金を交際費や遊興費に使うことは問題ありません。
しかしながら、その額が予算を超えてしまうということになれば話は別です。
誰かに誘われると、つい断ることができずにお付き合いしてしまって
不要なものにお金を使ってしまう傾向にあったり、気が大きくなる傾向にある方は
無意味に奢ったりすることも気をつけるようにするべきです。
気が大きくなる人の特徴の1つには、給料日になって暫くの間、
つまり、懐が暖かい間は食事の質が高くなったりします。
大事な方と食事を共にするとか長い間我慢して節約して貯めたお金で
どうしても食べたかったものを食するということであれば
それはそれで大いに結構なことですが、そうではなく単にお金に余裕が
あるからという理由でいつもより少し上等なものを・・・という
発想の持ち主はなかなかお金がたまらないでしょう。
必要な我慢はする必要はあるということです。
■ お金がたまらない人の特徴3 意気地がない
お金がたまらない人の特徴の最後に挙げておきたいことは
『意気地がない』ということです。
これは何も弱虫だとか言っているわけではありません。言うなれば見栄っ張りで
断る勇気や恥をかく勇気を持っていないということです。
飲み会に誘われて断ったならば、
「付き合いの悪い奴」
と影口を叩かれるかもしれません。
同僚がブランドの服を着ていたならば
「あいつはみすぼらしい」
と思う方もいるかもしれません。
もしかしたら、あなた自身が
お金持ちだと思われたい
格好良いと思われたい
我慢をしなくても良い状態っだと思われたい
というような“人の目”を気にする方かもしれません。
しかしながら、これらの類はすべて見栄っ張りで断る勇気や
恥をかく勇気を持っていない『意気地がない』自身のハートの弱さを
露呈したもに他ならないのです。
そんな見栄が一体なんの役に立つでしょう。
もちろん、プライドを持つ事は大事です。しかし、プライドを持つことと
見栄を張ることは似て異なるものであることを頭に入れておく必要があります。
自身の生き様や考え方、価値観にプライドを持つことで目標を達成する
土台が作れるとしても、見栄を張ることで大を成すことはありません。
なぜなら、見栄は表面を繕ったに過ぎない行為だからです。
まともに己と向き合うこともせずに表装的な部分を取り繕って見栄を張って
しまうことを意気地がないことの表れだと理解するべきでしょう。
ということで、お金がたまらない人の特徴について
『計画性がない』『我慢ができない』『意気地がない』の
3つの『ない』についてお伝えいたしました。
お金は放っておいて貯まるものではありません。ある程度原資となるものが
あるのであればいざしらず、そうでないのであればギャッブル性の強いもので
大きな収入を得ない限りはなおさらです。
お金を貯めたいと思っているならば、計画性をもって、自身の欲求に
振り回されることなく我慢すべきは我慢をし、不要な見栄を張らずに
生活をするようにしましょう。