待ちに待ったボーナス。
サラリーマンとして働く方にとってボーナスは最早生活設計
の一部となっていると言っても過言ではありません。
このことは家のローンなどの返済計画の中にもボーナス払いという項目があることからも
想像に難くないことは言うまでもないでしょう。
景気の回復傾向の表れか、2015年の夏のボーナスの支給額も増加予想が一般的となっており、
支払いの計画滞りなく済ませそうです。
とは言え、増えたボーナスを何の計画もなしに使ってしまったのでは
浪費以外の何ものでもありません。
そこで、今回は2015年の夏のボーナスの使い方について紹介いたします。
この記事の目次
■ 2015年の夏のボーナスの見通し
「価格.comリサーチ 夏のボーナス2015」の調査結果を参考に
見通しを見て行きたいと思います。
2015年の夏のボーナスの推定支給額は平均で61万6000円で、
昨年に比べると58,000円のプラスとなっております。
その結果、自由に使えるお金にも余裕が出てきており、『10万円以上』の自由なお金を
確保できる世帯が大幅に増え、その数はなんと半数を上回るようです。
せっかく増えたボーナスを有効に使うためにも無駄な浪費をすることなく、
しっかりとお金の管理をするべきです。
■ まずは、お金の整理を
せっかくまとまったお金を入るボーナス。
しかも、2015年夏のボーナスは増加する傾向にあるということですから、
これを機会にきっちりとお金と向き合い、整理する術を身に付けたいものです。
ボーナスの使い方に関する考え方は人それぞれで、ここで一気に貯蓄をという方もいれば、
ボーナス一括払いなどを上手く活用して返済額の大幅な圧縮を図る手立てとする方も
おられます。
このいずれが良い使い方なのかということはなく、ポイントはまずもって通常の生活設計に
無理が生じているならば、ここで補完しておくということです。
日頃の生活に無理が生じているにも関わらず、ボーナスはボーナスと割り切って(?)
自身のその場の欲求を満たすことだけに使ってしまうのは問題です。
つまり、何が大事かと言うと、現状把握です。
現状、通常月でどのくらいの収入があり、どのくらいの支出があって、
どのくらいの過不足で生活がなりたっているのか?
さらに、貯金はいくらあるか?借金はいくらあるか?
をしっかり把握しましょう。
この現状把握をすることで、自身の生活スタイル及び生活設計における
ボーナスの使い方が明らかになるはずです。
■ こんな人は要注意
ボーナスがあるにも関わらず使うことが出来ない。
そう。以前に先々に来るであろうボーナスを当てにしてボーナス払いで欲しいものを
買ってしまったり、キャッシングだ前借をしたがためにその返済に充てなければ
ならないなど、借金を安易にする傾向にある方は要注意です。
日常の生活設計はあくまでも通常の収入内で賄えるように工夫をしましょう。
でなければ、ボーナスが本当のボーナスとして機能しませんので。
また、ボーナスがあるからといって、ボーナスを丸々全額使い切る予定を
立ててしまう方も要注意です。
もちろん、お金は使うものですし、使って初めて意味のあるものであることは
間違いありません。
しかしながら、余裕を持つことの重要性が理解できないままでいると、
いつまで経ってもお金が貯まることはありませんし、お金が貯まらないことで
本来のやりたい目的を達成できずに断念せざるを得ない状況を
自ら作っていることに気付く必要があります。
とは言え、先ほども申しましたとおり、お金は使ってなんぼ。
自己成長のためであったり、楽しみに対してお金を投下することも重要です。
そういう意味ではボーナスを全額貯めるというのは、一時的に貯金額が増えるかも
しれませんが、自己投資もせず、楽しみもせずでは、果たしていつまで続くでしょうか?
そもそも自己成長なくして収入を大きく伸ばすことは出来ないわけですから、
本末転倒なことになる可能性を秘めていることも片方で忘れないでいて欲しいです。
まとめると、借金をする傾向のある方やボーナスを全部使ってしまう傾向のある方は
注意が必要です。
そして、真逆ではありますが意外と注意が必要なのはボーナスを全て貯金に回してしまう
という真面目な方は楽しみもないままに貯金を継続することに虚しさを感じてしまうかも
しれませんし、そもそもとして自己成長さえも視野に入れずただただ貯金をするだけでは
非効率的であると言わざるを得ません。
基本的に借金はせず、ボーナスは適度に貯蓄に回しつつ、しっかりと自己投資にも
お金を使いながらバランスよく生きることを楽しむのが重要です。
■ ボーナスを何に使うか?
先ほども申しましたとおり、何事もバランスが必要です。
全額を遊びに使ってしまっては先立つものが少なく不安な状況が変わることはありませんし、
全額を貯金に回したとて自己成長もしなければ楽しみもなく、何のために生きているのか?
と生きている目的意識を失いかねません。
だからこそ、ボーナスはバランスよく使うことをお勧めします。
使い道は大きく分けて3つ。
自己投資
貯金
楽しみ(家族サービスも含む)
もちろん、これらへの投資の割合は人によって異なりますが、まずもって使い道として
1番初めにやっていただきたいことは自己投資です。
なぜなら、自己投資をすることで自己成長が図れ、それが収入のUPに繋がりますので
先々で貯金額を増やすことが出来ますし、自己成長していることを感じることで
楽しみの幅が広がりますし、質が大きく向上しますので。
しかしながら、自己投資を後回しにしてしまうことで、いくら貯金をしても
その源泉となる収入が増えませんので貯金額が加速することもないですし、
非効率的だと言えます。
また、目先の楽しみにばかりお金を使っていては、当然事ながら貯金が増えることは
ありませんし、貯金が増えなければ本来のやりたいことにお金を使うことが
出来なくなってしまいます。
だからこそ、まずは自己投資にお金を使うべきなのです。
■ もちろん、楽しみも必要です
自己投資が必要であることをご理解頂いた上で申し上げます。
やはり、楽しみも必要です。
人は適度なリフレッシュがあってこそ、最大のパフォーマンスを発揮できるものです。
そういう意味においては、たまの楽しみも必要でしょう。
そこで!
2015年夏のボーナスを今だからこそこのように使う!といった楽しみ方をご紹介します。
① シルバーウィークに旅行を!
2015年の9月18日~23日はお休みの方も多いはず。
数年に1度のシルバーウィークが2015年に訪れますので、
この機会になかなか行けない秋の旅行を楽しみましょう。
国内外を問わず、旅行を予定をされている方は意外と多いかもしれませんので、
直前になってその気になってもゴールデンウィークさながらの混雑状況に
なっていないとも限りません。
せっかく旅行を!と思ったにも関わらず予約がどこもいっぱいで行けなかったと
いうことでは悲しいです。旅行がお好きな方は今からすぐに予約をしておきましょう。
② 世界遺産巡りもお勧め
現在、日本の世界遺産登録数は18(文化遺産14、自然遺産4)となります。
知床【北海道】
白神山地【青森、秋田】
平泉の文化遺産【岩手】
日光の社寺【栃木】
富岡製糸場と絹産業遺産群【群馬】
小笠原諸島【東京】
富士山【静岡、山梨】
白川郷・五箇山の合掌造り集落【岐阜、富山】
古都京都の文化財【京都】
古都奈良の文化財【奈良】
法隆寺地域の仏教建造物【奈良】
紀伊山地の霊場と参詣道(通称:熊野古道)【和歌山、奈良、三重】
姫路城【兵庫】
石見銀山遺跡とその文化的景観【島根】
原爆ドーム【広島】
厳島神社【広島】
屋久島 【鹿児島】
琉球王国のグスク及び関連遺産群【沖縄】
これらの日本の世界遺産に足を向けるのもおススメです。
③ 来る2020年東京オリンピックに向けての前準備
東京で、日本で開催する一大イベント『2020年東京オリンピック』
あなたはどのような形で観戦しますか?
まだまだ先のことだからと悠長に構えていてはいけません。
既に都内のホテルでは電話が殺到するほどの状況だと言います。
予約できるか否かについては書くホテルに問い合わせる必要がありますが
『まだまだ』と思っているといつの間にか都内のホテルは全て満室に
なんて事にもなりかねません。
また、テレビで観戦するなら大きな画面で、
綺麗な画面でと考えるかも少なくないでしょう。
しかしながら、いざテレビが欲しくなった段階で財布の中身を覗いてみると・・・
ということにならないようにしておきたいところですし、
開催当日には色々なグッズを身にまとってとか、欲しくなったりとか、
感情が高まることで物入りになることは想像に硬くありません。
楽しみにお金お使うという意味では“東京オリンピック貯金”も
まんざら捨てたものではありません。
これからの数年のボーナスを少しずつ“東京オリンピック貯金”に廻して
2020年にドカン!と楽しむのも1つの方法です。
ということで、2015年夏のボーナスの使い方についてご紹介いたしました。
ボーナスが貰って当然の生活の一部になっているとは言え、
やはり、ボーナスが頂ける事は有難いことに間違いはありません。
ボーナスを頂くことに感謝しつつ、自己投資に、貯蓄に、
そして、楽しみにと、有意義に活用しましょう。