『お金を貯める』
これは、収入の少ない人に限らず、世の中の平均と比べても
多くの収入を得ながらもお金を貯めることが出来ない方に
とっても頭を抱える大きな悩みの1つとなっています。
では、なぜお金を貯める事が出来ないのでしょうか?
答えは明白で、お金を貯めないからです。
ただ、このような回答をしてしまっては元も子もないので、
『お金を貯めない』という行動を紐解いていくことにしましょう。
ポイントは、『優先順位』『自己管理』『目標設定』です。
以下で、各々のテーマで分かりやすい
【お金を貯める習慣】【貯金できない習慣】に分けて解説していきます。
この記事の目次
お金を貯めることの優先順位は?
《お金を貯める習慣》
お金を貯める為には冒頭でも申上げましたとおり、
『お金を貯める』というアクションを取らなければなりません。
具体的に言うと、『貯金』をするということです。
お金を貯める習慣のある方は貯金をすることの優先順位を
1番(もしくは上位)に持ってきています。
どういうことかと言うと、『収入』に合わせて生活をし、残ったお金(余ったお金)を
貯金するということではなく、まずもって『貯金』することを優先事項として
初めに確保してしまうのです。
残ったお金を貯金するのではなく、残ったお金で生活するということ。
この習慣が身に付きさえすれば、間違いなくお金を貯めることができます。
ただ、この習慣が身に付かないからこそお金を貯めることができない、という方も
おられると思います。そこでおススメな方法は強制的に貯金をさせる仕組みの導入です。
つまり、『自動積立貯金』を設定してしまうことで、
お給料を入ると同時に貯金が自動的に出来てしまうというわけです。
《貯金できない習慣》
貯金できない習慣というものは、基本的に先に述べたお金を貯める習慣の逆ということに
なります。これは、この後のテーマでも同じこととなりますので、
こちらの【貯金できない習慣】というものは【お金を貯める習慣】の逆であると
いうことを踏まえた上で事例を出しながらお話致します。
貯金できない人の習慣でありがちなのでは、
知らないことを調べる癖が無いということです。
お金を貯めるには貯金をする必要があるわけですが、その原資となるものが少なければ
当然のことながら貯金できるお金も少なくなります。
つまり、貯金をより多くしたければ『収入』を増やすか、『支出』を減らすしかないわけ
ですが、その為の行動を起こすどころか、分からない、知らないと、そのままにしておいて
調べようともしないという事が多いということです。
世の中には色々なお金を稼ぐ方法がありますし、色々な節約方法があります。
原資を増やしたいのであればこれらの方法を調べつくして、たとえわずかな金額であっても
収入を増やしたり、支出を抑えたりすることをしなければなりません。
しかしながら、お金を貯めることができない人に往々にしてあるのは、
これらのわずかな金額を馬鹿にして
「これくらい・・・」
と意に介さないことが多いのです。
それゆえにお金を貯めることができないと。
そして、この調べようとしないとぴうことに付随することが、
後回しにする傾向が強いということにあります。
即、行動すれば良いものを、ついつい面倒くさいとか、分からないとか、
色々な理由をつけて後回しにしてしまいます。優先順位が分かっていないのです。
例えば、何らの初期の行動のみで毎日100円が溜まる方法があったとしましょう。
この方法を即実践すれば、1年後には36,500円貯まるわけです。
にも拘わらす、たった100円くらいで・・・とか、また、時間のある時に・・・、
というような言い訳にもならないような理由で後回しにしてお金を貯めるチャンスを
自ら失ってしまうことが往々にしてよくあります。
逆に、国が定めている“ある制度”を利用すれば毎日支出が100円少なくなるとしましょう。
当然のことながら、この方法を即実践すれば、先と同じように1年後には
36,500円貯まるわけです。にも拘わらず・・・ということです。
お金を貯める為の管理は?
《お金を貯める習慣》
お金を貯めるには、お金を貯める計画の管理、お金を貯める行動の管理、
お金が貯まったかどうかの確認の管理をする必要があります。
お金は勝手に降って湧いて出てくるわけではないからです。
先にお話しました優先順位を踏まえ、しっかりとお金を貯める計画を立てます。
これが自動的に出来ていれば尚良いです。仮に自動でできる仕組みがなかったとしても、
『毎日500円玉貯金をする』『毎日の最終に残った小銭を貯金する』など
計画を立てることによりお金を貯めるために行動を起こすキッカケが出来るわけです。
そして、計画を立てたならばその計画通りに行動を起こすことが出来ているかという所を
しっかりと管理し、必ず実行に移すということをします。
この行動の障壁が高く感じる方が多いですし、実際に行動に移せる方が少ないからこそ
自動でできる仕組みを推奨するわけですが。
いずれにしても、この行動までをキッチリとこなすことでお金が確実に貯まっていきます。
とは言え、貯金をするということを実践しているにも拘わらず、
実際にお金が貯まっている実感が伴わないとモチベーションが下がりやすくなるのが
人というもの。
だからこそ、お金が貯まっていることの確認も管理の1つとして実行されている方が
継続してこの一連の流れを習慣にしているのです。
お金が貯まっている貯金通帳を見てニヤニヤしている方がいるでしょう。
まさしく、あれこそがお金を貯めるモチベーションの持続に繋がっているわけですね。
そして、決してあのような行動は馬鹿にするものではなく、お金を貯める為に必要な
管理項目の1つとして認識することをおススメします。
「気持ち悪い」「変な奴」と言っている方ほどお金を貯めることが出来ていないので。
《貯金できない習慣》
お金を貯めるには、ギャンブルで一発当てた!などの偶然が無い限り、
しっかりと管理せずして貯まることはありません。
それこそ収入が多い人であっても、人は収入に見合ったお金の使い方をしてしまうもの
ですから、管理を怠ればそれ相応の、もっと言えば、より以上の支出をしてしまうものです。
ギャンブルで一発当てた方の大半が、不幸な人生を歩むことになると言われたりしますが、
これはまさしくお金を管理することができずに、一時的に得たお金であるにも拘わらず、
その瞬間の収入に応じた支出をしてしまうからです。
お金がどんどん減っていくにも拘わらず生活レベルだけは
お金がMAXにある時と同じ状態のまま過ごしてしまうと。
まさに、管理が出来ていない典型ですね。
お金を管理するということは、まさしく自己管理することの1つであり、
身の回りの整理整頓や健康管理、1日のタスク管理などありとあらゆる管理が
おぼつかない状態にあるからこそ、仮に計画を立てたとしても計画倒れに
終わってしまうことがほとんどで結果に繋がるどころか、
その行動さえもままならにという状態に陥ったりするわけです。
しっかりと自己管理を出来るようにしましょう。
なぜ、お金を貯めるのか?
《お金を貯める習慣》
お金そのものには、それほど大した価値は無く、お札であれば寒い時に火を点けると
わずかながらも寒さをしのげるかもしれませんし、硬貨であれば何かを削り取ったり、
何かに傷を付けて文字や図柄を表現するために使うくらいしか価値が無いわけです。
(決してこのようなお金の使い方をしてはいけませんが。)
お金を貯めることが出来る方は、このことを良く知っているからこそ
お金を貯める為の目的をしっかりと持つようにされてます。
車を購入する。
マイホームを購入する。
ビジネスの初期投資に使う。
などなど
これらの目的を持ってお金を貯めるアクションを起こすからこそ、
お金を貯める習慣を持続させることが出来るというわけです。
ただ、目的を持つことでお金を貯める習慣を持続させることが出来るとは言え、
長い時間が掛かり、なかなか目的に応じた金額のお金が貯まらないのでは
モチベーションも落ちてしまうことにもなりかねません。
お金お貯める習慣をお持ちの方は、目的をしっかりと持つ一方で、
そこに辿り付くまでに息抜きとなるようなクッションをいくつも用意しておき、
貯まったお金のうちの何割かを使って違う目的を達成するような工夫をしているものです。
《貯金できない習慣》
お金を貯めることが出来ない方は、ある程度お金を要する目的を持っていません。
このような物言いをすると、
「お金が無いから目的を持つことができない。」
という反論があったりしますが、そうではないことは客観的に捉えることが出来れば
分かるでしょう。
ある目的を達成する為にお金を貯めるのであって、
お金が貯まっているから目的を設定するわけではないのです。
このような思考をする方は往々にして、『今』を楽しむ傾向にあります。
衝動買いをする
新作のゲームやPCなどにすぐ反応する
時間の無駄になるような飲み会に出る
などなど
これらのように、目先の『楽』に心を奪われ自分にとって大事な明日に
目を向けることなく日々を過ごしてしまうわけです。
つまり、『将来よりも今が大事』と言われても仕方のない行動の取り方を
しているからこそお金を貯めることが出来ないでいると。
結局のところ、我が人生は我がで決めるしかないので、
自分を守るのも自分ですし、自分を見放すのも自分なわけです。
自分の将来をしっかりと見据えて、「将来、何が必要か?」「将来、何が欲しいか?」を
自問自答し、それらの目的を達成する為に必要なお金を貯める習慣を身に付けましょう。
というわけで、お金を貯める習慣、貯金できない習慣の3つの原理原則!を
ご紹介いたしました。
自分の人生に対して目的を持ち、その目的を達成する為にもお金を貯める為の
計画を立て、その計画を着実に実行する行動管理をするというような
お金を貯める習慣を身に付けてください。