貯金と言うと一般的には各銀行に預ける『預金』や
ゆうちょ銀行などが取り扱う『貯金』、
その他には自宅でこそっと貯めていく
『タンス貯金(預金)』『へそくり』などのことを言います。
そもそも貯金とは不足の事態が起こったときの保険の役割を持ち、
自給自足の生活をしていない生活スタイルにおいては、
思いもよらぬ事故や災害などの災難に遭遇した場合の救世主となるわけです。
逆に言うと、このような不足に事態に対する準備を怠っていると、
思いも掛けず苦難の道を強いられることになったり、
不足に事態に遭わずとも不安な生活を余儀なくされることになるのです。
だからこそ、貯金をするという概念は
必ず持ち合わせておかなければならないのです。
以前に節約することっでお金を貯める方法をご紹介しましたが、
この節約の仕組みを作ってお金が貯まりやすい状況ができたとしても、
貯金をするという概念を持ち合わせていないとせっかく貯めたお金を
浪費することにもなりかねませんので注意したいものです。
ということで、貯金をするための考え方やその方法についてご案内いたします。
収支を明確にする
貯金を継続していくためには、まずもってお金がいくら入ってくるのかという
『収入』と生活していく上でいくらのお金が出ていくのか(掛かるのか)という
『支出』を明確にしなければなりません。
食費や住宅ローン、光熱費などの生活していく上で絶対に掛かってくる生活費、
そしてお子様がいらっしゃったら教育費も掛かります。また、生きていく上では
楽しみが無ければ気力も失せますので適度な娯楽費も必要不可欠です。
これらの費用に合わせて『貯金』という費用をしっかりと計上します。
もちろん、この段階で収支が逆転してしまうようなことではいけないので、
仮にそういったことであれば収入を増やす算段をすると共に、
あらゆる費用を削る工夫を早急にしなければなりません。
基本的な考え方としては収入に見合ったさ生活をするというのが
当然のことだと言えますので、まずは支出を抑えることが最重要タスクとなります。
ともあれ、この段階では収支を明確にすることで
ご自身の現在地を見極める必要があるということです。
収支計画を立てる
収支計画をとは言え、収入をコントロールすることは、かなり難しかったりしますので、
ここでは支出についてフォーカスしていきます。
収支を明確にしたならば、支出項目の細分化を図り、「これは本当に必要な支出なのか?」
というところを吟味し、不要な支出を徹底的に削減します。
支出項目の細分化を図ると、
意外と無駄な支出が多いことに気付くはずです。
貯金をする上で最大の敵は無駄な支出にあるわけですから、
これらのあぶり出しとその削減を実行することで
大幅に貯金枠が増えることは想像に難くありません。
貯金(貯蓄)の最重要費用化
冒頭で貯金とは不足の事態が起こったときの保険の役割を持つという、
いわゆる安心を買う行為であると申上げました。
そして、『収支を明確にする』の項目で貯金の費用化、
つまり、必要な費用として計上することで必ず貯金することの重要性を
説きました。その為にも収入に見合ったさ生活をすることが大事ですよと。
この2つの項目から考えると、『貯金(貯蓄)の最重要費用化』ということを
強制的に実行することで、より確実により多くの貯金(貯蓄)が可能となります。
では、その方法はと言うと・・・
最初に収入から天引きして貯金(貯蓄)に回すということです。
つまり、貯金分を差し引いた収入に見合った生活をするというスタイルを
取るということで、強制的に貯金することを可能にし、且つ、強制的に
少なくなった収入に見合った生活を強いられるというわけです。
貯金のゲーム化
定期的な貯金が苦手という方におススメなのが貯金のゲーム化です。
貯金をすることを色々なルールの中に落とし込むことで、
楽しんで(?)貯金をすることができます。
例えば・・・
・外出から帰宅した時に財布の中にはいっている500円玉は貯金に回す
・外出から帰宅した時に財布の中にはいっている小銭は全ては貯金に回す
・家庭のルールに反した場合の罰則金を設け、貯金に回す
・家庭内の仕事に料金を設定し、その仕事をサボったり、
他の人にお願いした時の貯金ルールを作る
など
これらのような家庭内でのルールを決めることでゲーム感覚で貯金することを
可能とします。各家庭で面白い、楽しいと思えるような貯金ルールを
作ってみるのも一考です。
支払うはずだった貯金
レジャーの出かける予定だった
昼食を上司に奢ってもらった
間違って実際よりも多くの支払いを想定していた
など
これらのように元々『支払うはずだった』費用が、何らかの理由で支払わなくて
済んだというようなケースがあると思います。
こういった場合の思わぬ残金をそのまま貯金に回すということを
することで貯金を増やすことが可能です。
本来、支払うはずだったお金ですから貯金に回したとて何ら生活に支障は
来たしません。このようなルールもコツコツとお金を貯める1つの方法です。
思わぬ臨時収入貯金
会社からの臨時ボーナスが出た
上司や先輩から思わぬお小遣いが出た
保険などからお金が下りた
など
これらのように元々『予定していなかった』収入が、何らかの理由で
入ってきたというようなケースがあると思います。
こういった場合の思わぬ臨時収入を貯金に回すことで
貯金を増やすことが可能です。
とは言え、せっかくの臨時収入です。臨時だからこそプチ贅沢もしたいと思うのが
人のこころというもの。ここは全額貯金を!と言いたいところではありますが、
プチ贅沢も楽しみたいという方は、このような場合は半分を貯金に回して
半分はプチ贅沢に使うなどのルール決めをしておくことで
貯金とプチ贅沢のバランスを保つことが出来ます。
生きることから楽しみを奪うことほど馬鹿らしいことはないので、
このような臨時収入を得た場合の自分なりに楽しめるルールを予め
設定しておくと良いでしょう。
ということで、お金を確実に貯めるための最善の方法は貯金することであり、
この貯金というタスクを最重要タスクとして管理することで、
間違いなくお金は貯まります。
不動産に投資する方が、ビジネスに投資する方が良いという意見もありますし、
事実としてそういうことも言えます。
しかしながら、不動産投資をするにしろ、ビジネスにお金を使うにしろ、
一定の流動性のある資金というものを持ち合わせながら運営するのが基本ですし、
上手くビジネスを回す方ほど、このような不足の事態に備える意識が高かったりします。
このことからも分かるように貯金をする概念そのものは
とても重要であることを覚えておいてください。