日本におけるインターネット検索エンジン大手2社の内の
1社であるGoogle。
とりわけビジネスマンにとっては欠かせない
検索ツールとなっています。
検索エンジンとはインターネット上にあるデータの中から目的とするものを探し出す
機能のことです。テキストの文字列はもちろん、画像データや音声データなど
多岐に渡るデータの検索ができ、最早ビジネスにおいてはもちろんのこと、
生活上のあらゆる場面で活用され家庭の主婦層や子供達の遊びや勉強の中でも
重宝されております。
ただ、検索をしたからと言って目的のものが一発で探し出せるかと言うと、
決してそのようなことはありません。検索エンジンの検索精度に
左右されるということもあるのですが、検索する側の検索スキルの差によっても
その精度には大きな開きが出るのです。
そこで、今回はGoogle検索をする上で、知っておくことで検索スピードであったり、
精度をUPさせることができる正しい検索方法をご紹介いたします。
この記事の目次
複合キーワードで検索する
目的とする探し当てたいデータの検索精度を高める為には、
できる限り具体的な表現に近づかなければなりません。
目の前の大勢の異性のなかにいるたった一人の好きな方に向けて
「あの人。」
「好きです。」
「あの人が好きです。」
というような表現では相手に伝わりにくいのです。
この場合は、単刀直入に
「○○さんが好きです。」
というように『○○さん』ということと、『好き』ということが
明確になってこそ伝わりやすくなります。
これと同じようにインターネット検索でも単一キーワードでは
何を探したいのかが分かりづらいです。
だからこそ、2語、3語を使った複合キーワードで検索することが重要なのです。
事例を上げて解説いたしますと、『琵琶湖の面積を知りたい』とします。
これは琵琶湖【○○】のことに関する面積【□□】について知りたい(探したい)と
いうことだと分解できます。
この場合の検索キーワードは『琵琶湖 面積』という複合キーワードで
検索すると良いということです。
検索したキーワードを表現を変えて考える
複合キーワードで探そうにも、そもそもとしてどのようなキーワードを使用すれば良いかが
分からないような探し物の場合は“アタリ”をつけて検索することをおススメします。
先の事例を使って『琵琶湖の面積を知りたい』とします。
ただし、琵琶湖の名前が出てこない、面積という熟語が思いつかない
(そのようなことは無いかと思いますがあくまでも事例ということで。)
という場合はどのように検索するか考えてみましょう。
『琵琶湖』を『日本で一番大きな湖』だということは知っている。
『面積』を『広さ』『大きさ』でも表現としては伝わると判断します。
この場合の検索キーワードは『日本で一番大きな湖 広さ』
『日本で一番大きな湖 大きさ』というキーワードで検索すると良いということです。
単純に『日本で一番大きな湖』で検索をして『琵琶湖』を導き出してから
『琵琶湖 広さ』『琵琶湖 大きさ』と検索しても良いでしょう。
画像を探すなら画像検索機能を使う
意外と知られていないのがGoogleの画像検索機能です。
画像のみを検索できる機能があることを知らない方も多いのですが、
画像を検索して探すことが出来ることも知らない方も結構おられます。
日頃から画像に触れたお仕事をされている方であればその限りではないでしょうが、
ひょんなことから「あの画像ってどんなだったっけ?」などと調べたい時も
あるのではないでしょうか。
このような場合に利用したのがGoogleの画像検索機能です。
同じ検索キーワードでも通常の検索では関連するサイト情報がピックアップされる
わけですが、初めから画像検索機能を使用することで探している画像が
色々な形でピックアップされて出てきます。
例えば、『岡本太郎 傷ましき腕』という検索キーワードを通常検索と
画像検索の両方で検索して比べて下さい。・・・ということです。
いくらなんでもこれでは不親切なので検索結果URLを表示しておきましょう。
⇒ 『岡本太郎 傷ましき腕』通常検索
⇒ 『岡本太郎 傷ましき腕』画像検索
ご参考にしてください。
『|』検索を使って広く検索をかける
思い当たる検索キーワードが2通り以上あるという場合におススメの検索方法です。
日本語表記と英語表記のいずれも検索に掛けたいとか、グループ名と個人のいずれでも
検索に掛けたいという時に使います。
例えば、オバマ大統領のことを検索にかける場合『バラク・オバマ』と
『Barack Hussein Obama, Jr.』のいずれでも検索に掛けたいとします。
その時の検索方法は『バラク・オバマ | Barack Hussein Obama, Jr.』というように
2通りの検索したい検索キーワードの間に『|』(前後半角スペース)を入れることで
双方の検索を同時に掛けることが出来ます。
『-』検索を使って不要な情報を予め除外する
検索を掛けるが、その検索結果が不要な情報がたくさん含まれている
検索結果であるということも珍しくありません。
検索キーワードを絞り込めば良いのですが、なかなか思い当たる良質な検索キーワードが
見つからない。しかし、広く検索してしまうことで目的のデータを探し出すのが思いのほか
時間が掛かってしまうという場合は、その検索結果の中で『この情報は要らない』といった
情報の共通するキーワードを予め除外設定にすることで検索結果を絞ることができます。
例えば、『起業 方法』について調べたいのだけれども
『設立』に関する情報は不要であるとします。
この場合の検索方法は『起業 方法』の後に『-』(前に半角スペースを入れる)を
入れて『起業 方法 -設立』と検索に掛けるわけです。このような検索方法を取ることで
起業の方法に関するデータで、且つ、設立に関する情報が省かれたデータを調べることが
できるというわけです。
漢字も読み方も思い出せない時の『*』検索
検索したい言葉があるけれども漢字も読み方も分からない・・・なんてことは
あまりないかもしれませんが。そのような事があった場合に覚えておいて
損はない検索方法が『*』検索です。
私は『臥薪嘗胆』という言葉が好きなのですが、この中の『臥』という文字が
漢字そのものも読み方もど忘れしてしまったとします。
こんな場合に『*薪嘗胆』と検索を掛けると普通に検索できるというわけです。
つまり、『*』という表記がどんな対象文字、
ないし文字列にもマッチするということです。
ちなみに、先程の検索ですが『薪嘗胆』と検索しても
普通に検索できてしまいます。あまり事例としては宜しくなかったかもしれません。
『とは』検索で言葉の意味を検索する
言葉の意味を検索したい場合は、検索したい言葉の後ろに『とは』を付けることで
その言葉の意味を説明するデータを探してくれます。
これを『とは』を付けること無しに検索に掛けると言葉の意味意外のデータも
取り込んで検索結果として表記されてしまいますので検索ロスが発生してしまう
ことにもなりかねません。
今となっては辞書代わりに当たり前のように使っている検索サイトですが、
たかが言葉の意味を調べるだけでも不要なロス時間はできる限り削減するに
こしたことはないので、言葉の意味を調べる際には検索キーワードの後に
『とは』をつけて検索するようにしましょう。
ということで、現代のビジネスマンにとってなくてはならない
検索エンジンの利用における正しい検索方法についてご紹介いたしました。
質の高い回答を得るためには質の高い質問をすることが重要であるのと
同様に、精度の高い検索結果を得たいのであれば精度の高い検索スキルを
もって検索を掛ける必要があります。
そして、得たい検索結果をスピーディーにキャッチできるスキルが
高まればそれだけ効率の良いビジネスが出来ることに繋がるわけですから
日常的に活用する検索のスキルを高めることをおススメします。