この記事の目次
起業リスクが気になってなかなか起業出来ないあなたへ
起業リスクについて必要以上に心配していませんか?
起業したいのは山々だけれども、起業にはリスクがあるからなかなか一歩が踏み出せない。
そういう方も多いと思います。
私はほぼ勢いだけで会社を辞めました。
起業したかったからではなく、会社を辞めたかったから起業したようなものです。
ただ、退路を断ってから起業しましたので、起業リスクを心配する暇はありませんでした。
いま思えば無謀なことをしたと思いますが、意外とその当時は冷静でした。
何とかなると本気で思っていましたから。
ですから、あなたが考えているほど起業リスクに関して
心配する必要はないのかなと思っています。
人間、本気を出せば何とでも出来るものですから。
起業しなければ起業リスクの正体も分からない
起業リスクについてあれこれ心配しても、正直意味はないと思います。
なぜならば、起業してどうなるかは誰にも分からないからです。
つまり起業リスクはどんなものなのかが、誰にも分かっていないということです。
分かりもしない起業リスクについて心配しても、答えなど出るわけがありません。
例えば、こんな話があります。
起業したいと会社の同僚に相談した場合、どんな答えが返ってくると思いますか?
「起業なんてリスクが高すぎる。やめとけ!」
では、起業家に同じ相談をした場合はどうでしょう?
「それは良い判断だ。私も応援するよ!」
どちらが正しい答えでしょうか?
前者は起業したことがないサラリーマン。
後者は脱サラして起業した起業家。
もちろん答えは後者ですよね?
起業しなければ起業リスクの正体は分からないのに、
起業したこともない人ばかりが起業リスクを心配する。
これっておかしくないですか?
なぜ、起業にリスクがあると言い切れるのか?
なぜ起業したこともないのに、起業にリスクがあると言えるのか?
巷の起業リスクに関する話の多くが、ただの妄想に過ぎないということが
お分かりになるはずです。
起業リスクの正体はたった1つ
でも、そうは言っても、起業リスクのことを想定しておく必要はあるでしょう。
起業家の多くが何らかの起業リスクを経験しているのも事実ですから。
ただ、心配しないでほしいのですが、起業リスクの大半が、
起業家になれば充分に回避できるレベルのものです。
だからこそ、起業家の人たちは、あなたが起業すると言ったら応援してくれるのです。
そもそも自力で解決できる程度の起業リスクですから、
あなたの起業を止める理由はないのです。
では、想定しておくべき起業リスクとはなんでしょう?
それはもちろん「お金」に関するリスクです。
サラリーマンを辞めることによって、毎月のお給料という収入源が
途絶えてしまうことになります。
起業して稼げれば良いですが、それもやってみないと分からない。
この収入源を失うのではないかという不安が、
起業リスクのほぼ全てを占めています。
起業リスクの正体は、「お金」であることは間違いありません。
起業前に起業リスクをつぶしておくための5つの教訓とは?
起業リスクの正体が「お金」に関することだということは分かりました。
会社からの収入源が途絶えてしまい、起業後に自力で稼いでいけるかが心配なのです。
でも、この起業リスクは起業前に完全につぶすことができます。
正直言って、あまり心配することもないのですが、
起業リスクばかり気になって起業出来ないのはもったいない。
起業すればお金の自由、時間の自由を得られて、
今までの社畜人生から抜け出すことが出来ます。
だからこそ、ぜひあなたにも起業してほしいと思っています。
でも、起業リスクが気になって起業への一歩を踏み出せない。
ならば、私の方で起業リスクを完全に消し去るための5つの教訓を
お伝えしたいと思います。
この5つの教訓を知ることで、起業リスクを心配することなく、
起業に向けてどんどん行動することができるようになります。
起業リスクを消し去る5つの教訓①:起業前に月30万円の収入を確保する
起業リスクの正体が「お金」なのであれば、
会社の給料に代わる収入を得られればいいことになります。
出来れば起業前にきちんとした収入源を確保しておいた方が良いでしょう。
起業してからだと、おそらく気持ちも落ち着かない状態で取り組むことになるので、
上手くいかなくなってしまいます。
会社の給料を受け取っているうちに、お給料とは別の収入源を得ておくこと。
これこそ、起業リスクを一瞬にして消し去るための方法です。
金額としては月30万円くらいあれば充分かと思います。
少し足りないくらいの方が、起業してから頑張ろうという
やる気が得られるのでおすすめです。
月30万円稼げるならどんなビジネスでも良いと思います。
ただし、あくまでお給料の代わりの収入源という位置づけですので、
この収入がメインの収入にならないようにしないといけません。
あくまで保険的な意味合いが強い収入ですので、
決してこの収入に依存しないように気を付けてください。
起業リスクを消し去る5つの教訓②:小さく始める
起業リスクの正体はお金ですが、お金は入ってくるものもあれば、出ていくものもあります。
そして起業リスク回避で大事なのは、お金を稼ぐことではなく、無駄遣いをしないことです。
起業して上手く回りだすと、今までには考えられなかったくらいの収入を
得られることがあります。
そうなるとついつい気持ちが大きくなって、人を雇おうとか、オフィスを構えようとか。
そういった余計なことを考えるようになります。
ですが、これは非常に危険な考え方です。
起業してからしばらくは小さく始めて、それを大きくすることのないようにしてください。
しばらくは小さく経営しながら、より強固なビジネスになるように取り組んでください。
起業してから上手くいき始めても、おそらくそれはビギナーズラックだと思ってください。
いずれボロが出ます。
その時に会社を拡大してしまっていると、後戻りが出来なくなります。
でも、小さいまま経営を続けていれば、多少売上が下がってしまっても何の問題もありません。
しかも会社の基盤を強固にしていたので、売上が下がっても
黒字経営を継続することができます。
決して調子に乗って大きくしないこと。
起業リスクをあなた自身の行動で生み出さないように気を付けましょう。
起業リスクを消し去る5つの教訓③:毎月の経費を把握する
起業リスクを回避するためには、会社の経費をきちんと把握しておく必要があります。
多くの人は売上額は知っているのですが、どのくらい経費を使ったのかは
あまり関心がありません。
でも、経費を湯水のように使ってしまっていたら、
売上が下がってしまった時に大変なことになります。
一度増やしてしまった経費を下げるのは、正直かなりきつい作業になります。
ですから、会社の基盤が強固になるまでは、経費の使い方も慎重にしていきましょう。
それには毎月どれくらい使っているのかを把握すること。
これは非常に大切なことです。
経費の中でも特に気を付けるべきは固定費です。
この固定費が無駄に増えすぎていないかをきちんとチェックしましょう。
固定費が膨らみ過ぎて倒産した起業家を何人も知っています。
起業リスクを消し去る5つの教訓④:身の丈を知る
起業リスクを回避するためには、やはり無理はしないということにつきます。
無理をしないということは、身の丈にあったビジネスをするということです。
一度拡大してしまったビジネスを縮小するには、かなりのパワーを使うことになります。
でも、身の丈に合った経営をしていれば、もし拡大することになっても、
今までの強固な基盤のおかげで難なく進めることができます。
多くの起業家が、他の起業家をライバル視して、事あるごとに比べようとします。
でも、他の起業家と比べたって何の意味もありません。
売上額で競ったところで、起業家の優劣を決めるものでもありません。
私は売上額よりも、どのくらい会社に利益を残せるか?
そしてストレスなく、自分のペースで仕事が出来るか?
ここに価値基準を置いています。
人それぞれ価値観は違う訳ですから、ぜひあなたの身の丈に合った方法は何なのか?
そこを知る努力をしていきましょう。
上を見るのは構いませんが、自分のペースだけは崩さないように気を付けてください。
売上額を競うために起業しようと思った訳ではないはずですから。
起業リスクを消し去る5つの教訓⑤:家族を大切にする
起業リスクとは関係ないと思われるかもしれませんが、
家族を大事に出来ない人は起業しても失敗します。
私の周りの起業家にも、起業後に家族をないがしろにしてしまったために、
離婚してしまったのが数名います。
自分のため、家族のために起業したにも関わらず、
家族を大切にしていない起業家が多すぎるのです。
家族との関係が上手くいかなくなると、仕事の方にも影響を与えるようになります。
せっかく「お金」という起業リスクを回避できたのに、更に大きな問題を
引き起こしてしまったら、起業した意味はありません。
そもそも家族を大切に出来ない人間が、クライアントを大切に出来るわけありません。
個人の信用にもかかわることにもなります。
ですから、起業する前からきちんと家族との接し方を決めておきましょう。
私の場合は、出張は月3回までと決めています。
そして基本的に日帰りで済むように調整をしています。
起業しても変わらず仲の良い関係を築いていけるように、
起業前にきちんと決めておくことが大切です。
そうしないと起業したことが最大のリスクだったと
思い知らされる時が来ることになりますよ。
まとめ
起業リスクに関しては、当面の収入を得ることが出来れば、
それほど心配することはありません。
でも、問題は起業して軌道に乗ってきてからです。
銀行口座のお金が貯まっていくにつれて、どんどん悪い方向へ向かってしまいます。
無駄遣いをしたり、会社を無駄に大きくしてしまったり。
これをやってしまうと後戻りするのも大変です。
自分自身で起業リスクを作ってしまったら何の意味もありません。
このように、起業リスクの大半が、その人自身が原因になっていることは
めずらしくないのです。
ですから、起業リスクを回避するためには、きちんと自分の起業プランを
考えておくことです。
身の丈に合った経営とはどういう経営なのか?
これらは、ぜひ事あるごとに考えておいてください。
もちろん正解はありませんし、どんどん変更していただいて結構です。
ぜひ、起業リスクを自ら作り出さないように注意しましょう。
それさえ分かっていただければ、起業リスクなど起業をしたことがない人の
言う単なる戯言です。
ぜひ覚えておいてください。