副業と言えば、最近ではネットビジネスで稼ぎを得る手法がもてはやされていますが、その理由としてあげられるのは、時間や場所に拘束されないというところにあります。
確かにこの理由は副業を始める方にとっては、その障壁を著しく低くするもので、
簡単に副業を始められる状況にあります。
企業によっては副業をすることが、悪しき習慣のように言われたりしておりますが、
そもそも副業することは得られるメリットも数多くあるはずです。
・思いも掛けず収入減になった場合の生活防衛
・予測不能な出費に対するリスク回避
・新たなる知識や経験を得る事による自己成長
・本業だけでは得ることが出来なかった人脈
・キャパの増大による自己管理能力の向上
などなど
これらのように自分自身に対するメリットはもとより、勤めている会社においても
雇用する社員のスキルが向上すれば得られるメリットが多いことは言うまでもありません。
だからこそ、副業を始めることを強くおススメするものであります。
とは言え、勤めている会社やその他もろもろにも前もって決められたルールというものが
あり、いくら副業を始めることそのものが悪くないことであるという判断が可能であったと
しても、ルールを端から無視して副業を始めることには問題があるでしょう。
そこで、今回は、副業の始め方として抑えておきたいポイントを整理しておきます。
この記事の目次
副業の始め方1 就業規則をチェックする
先にも述べましたように副業を禁止している企業は少なくありません。
仮にあなたが公務員であるならば、副業をするなら必ず許可を得る必要があります。
なぜなら、公務員に至っては国家公務員法や地方公務員法という法律によって
許可なく副業をすることを禁止されているからです。
また、法律では禁止されていないものの民間の企業の多くは就業規則において
「許可なく副業することを禁止する」ということを謳われていることがほとんどです。
つまり、副業をするに至っては『許可』を得る必要があるということで、
これを避けて隠れて副業をすることは後々のトラブルの元となりますので、
会社員であっても原則許可を得てから副業を始めるというのが
副業の始め方としては正しい方法かと存じます。
ただ、一概に許可を得ると言っても、その方法は様々で届け出るだけで
OKのところもあれば、本業に専念するか、副業をとるかを迫られるというような
場合もありますし、また、あなたの雇用形態(正社員・派遣社員・契約社員など)に
よっても就業規則の内容が異なることもありますので、しっかりと就業規則を
確認しておくことは重要です。
もちろん、合わせて、規則に反した場合の罰則規定も確認しておくとよいでしょう。
最悪の場合のリスクを背負うことが重要であると共に、リスクを知った上で
リスクを回避する方法を模索しておくことも重要だからです。
副業の始め方2 本業を疎かにしない
先の『副業の始め方1 就業規則をチェックする』の項目で
法律では禁止されていないものの民間の企業の多くは就業規則において
「許可なく副業することを禁止する」ということを謳われていることがほとんどです。
と申上げましたが、その理由はどこにあるのでしょうか。
1つは、競合会社への情報漏洩です。
勤めている企業に損害が生じるようなことがあっては問題です。だからこそ、
競合会社(同業種やその他関連性の高い業種)でも副業は避けるべきですし、それが、
本業を抱えながら副業をする者の最低限のマナーであると言っても過言ではありません。
情報漏れなど本業の利益を圧迫する恐れがある可能性のあることは絶対に避けましょう。
そして、企業が副業を禁止する理由があります。
それは・・・
仕事が疎かになることが懸念されるからです。
禁止されていることとは言え、一旦、副業をしてしまうと、ついつい副業に
力が入りすぎてしまい、場合によっては本業の業務時間中に副業をしてしまう
なんてことにもなりかねません。
また、業務時間中の副業は問題外としても、勤めている会社側としては業務時間外は、
本来、体を休めて貰って翌日の業務に万全の状態で臨んで欲しいわけです。
それゆえに、体を休めるべき時間を副業にあてることで
本業の業務に支障を来たすことを懸念するということがあります。
つまり、勤めている会社の足を引っ張ることは問題外として、一生懸命に仕事に従事して
いただくことが勤めている会社が要望するに背くことにならないようにすることが、
副業の始め方としては最低限守るべき本業への取り組み姿勢ではないかと言えます。
なお、本業を疎かにせず、就業規則を踏まえた副業の始め方としては
下記で詳しく解説しておりますのでご参考にしてください。、
『副業禁止に負けるな!堂々と副業をする為に知っておきたい5つのポイント』
副業の始め方3 副業も疎かにしない
先の『副業の始め方3 副業も疎かにしない』の項目と同様に、
副業だからと言って、仕事を疎かにして良いはずはありません。
あなたにとっては副業であったとしても、勤めている会社からすれば、
本業だの副業だのは関係ありません。
一生懸命に仕事に従事していただくことを求めることはごくごく普通のことで当然のことです。
本業として仕事に従事されている方と同様に、遅刻やドタキャンをされては困りますし、
いいかげんな仕事をされてはメリットを生むはずの雇用がデメリットにもなりかねません。
だからこそ・・・
とまで言わずとも、副業であっても本業と同様に責任感を持って
仕事に従事することは当然のことです。
もちろん、雇用される形態ではなく、自分でビジネスに携わる副業を選択したのであれば、
自ずと責任感を持って仕事にあたることでしょうから、あえてここでは何も申上げません。
例え、副業であっても本業と同様に責任感を持って臨むという姿勢は
副業の始め方としては当然持っておくべき取り組み姿勢です。
副業の始め方4 甘い話に乗らない
副業を始める大きな理由としてあげられるものの中に
『収入のUP』があることは想像に難くありません。
インターネットというインフラが整備され、パソコンやスマホといった
インターネットへ接続する為のツールもほとんどの方が
何らかの形で持っているというのが現状です。
それに加えて、インターネットで完結する、もしくはインターネットを大いに活用する
ビジネス、いわゆるネットビジネスの普及により、それまででは考えられないような
金額の稼ぎを得ることも可能になりました。
※インターネットビジネスの関する情報はこちらを参考にしてください。
『副業におすすめ!大きく収入UPを目指すインターネットビジネスのあれこれ』
このような状況の中では、ごく普通に
「○○で□□□万円稼ぎました。」
という言葉を目や耳にすることもあるでしょう。
そして、収入のUPを目指す為に副業をと考えているならば、
「自分も○○でお金を稼ぎたい。」
と思うことは当たり前のことです。
しかしながら、世の中に簡単で、且つ、楽にお金を稼げるビジネスというものは
早々あるものではありません。
大きく収入を伸ばす為には、そのような状態に至るまでにそれなりの努力があるものです。
だからこそ、深く考えることなく、甘い話に乗るのではなく、
・いくら稼ぎたいのか?
・自分の使えるスキルは?
・副業に使える時間は?
などを明確にし、これらの条件に見合った中で、稼ぎの効率が良い副業を選択するべきです。
もちろん、好きこそものの上手なれということわざがあるように、
好きになれない仕事を副業に選択すべきではありません。
されど、お金を稼ぐということにフォーカスするのであれば、目的達成のためには
好きになれないことであってもお金を効率良く稼ぐことができるのであれば、
選択肢に加えても良いでしょう。
いずれにしても、副業の始め方として甘い話に乗ってしまうのはいかがなものかと
言わざるを得ません。
まずは、目的を明確にして、目的を達成するための手段として
効率の良い副業形態を選択するべきです。
副業の始め方5 納税義務の認識をする
納税は国民の義務です。
基本的に、サラリーマンの方が本業からの収入とは別に
副業で年間20万円を超える収入を得た時は納税の義務が発生します。
(実際には収入ではなく、所得となります。)
サラリーマンとして給与を得ている方は、納税もほぼ自動で徴収されることとなり、
そのせいか副業で得た収入に関して税金(所得税)が発生する事に意識が向かない方が
たくさんいらっしゃいます。
しかしながら、冒頭で申上げましたとおり、納税は国民の義務でありますから、
その義務を怠れば当然のことながら罰せられることとなるわけです。
罰せられるから否応無しに・・・というわけではありませんが、
納税の義務があることを頭に入れておき、先の条件を満たすようであれば、
確定申告が必要であること、そして、そのために源泉徴収票や領収書が
必要になってくるので大切に保管しておかねばならないことを覚えておきましょう。
※副業における税に関することは下記でも詳しくお伝えしておりますので参考にして下さい。
『サラリーマンが副業をする時に知っておきたい税務のいろは』
『副業がばれない方法 〜ばれる原因は住民税〜』
『副業における確定申告の方法はこれでOK!』
副業が会社にばれたくないという方も副業における税金に関する知識は
学んでおいた方が良いです。
なぜなら、副業が会社にばれる大半の理由は税金の収め方にあるからです。
このような観点からも副業の始め方として前もって納税に関することは
認識しておくべきでしょう。
ということで、副業の始め方として抑えておきたい5つのポイントについて
お伝えいたしました。
自分に最適な副業を始めるためにも、ぜひ参考にしてください。