ホームページ制作を行うにあたり、本を読んだり、
インターネットで検索したりすることもあると思います。
その時に、web専門用語が色々と出てくると思います。
ホームページ作成初心者さんにとっては、まず、そのweb専門用語の意味を知らないと
中々前に進まないということも多々あると思います。
そんなホームページ作成初心者さんのために、
ホームページ作成に関連するweb専門用語をまとめてみました。
少しでもお役に立てたら幸いです。
■あ行
アクセシビリティ
「アクセシビリティ」とは、一般的に障害や不自由のある方でも分かりやすく利用出来ることを
言いますが、障害や不自由のある方だけではなく、誰でも必要とする情報に簡単にたどり着け、
利用できる状態の事でもあります。似たような言葉で、「ユーザビリティ」という言葉が
ありますが、こちらは「使いやすさ」という意味合いがあります。
インターネットの世界では「Webアクセシビリティ」とも呼ばれます。
実際の生活の中では、バリアフリーと言われると分かりやすいかと思います。
インターネットの世界では音声でホームページの文章を読み上げたり、動画に字幕を付ける
など、身体の不自由な方でも、分かりやすく利用できる状態にすることです。
アクセス解析
あなたのホームページにどこからたどり着いたのか。どの様なブラウザで見ているのか。
どんなキーワードで検索して来たのか。この様な情報を知ることが出来る手段です。
CGIやJavaScriptなどで作成することも出来ますが、無料のアクセス解析サービスを
利用するのがおすすめです。
無料アクセス解析ツールの定番は「Googleアナリティクス」です。
圧縮・解凍ソフト
圧縮ソフトは、ファイルサイズを減らしてくれるツールになります。
圧縮されたファイルを元に戻すツールが解凍ソフトです。
圧縮ソフトはZIPやLZHなど形式で圧縮することが出来ます。
Adobe
Adobe(アドビ)はソフトウェアの会社名です。ホームページを作成したり、
グラフィック系の作業を行っている方はAdobe(アドビ)社のソフトを
一度は使ったことがあるのではないでしょうか。ホームページ作成においては
写真加工などの作業に使う「Photoshop(フォトショップ)」、イラストやロゴなどの
作成時に役に立つ「Illustrator(イラストレーター)」、ホームページを作成するために、
コードを書いていく「Dreamweaver(ドリームウィーバー)」は必須ツールといって
良いと思います。
IE(アイイー)
IE(アイイー)とは、Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)の略で
マイクロソフト社が開発し配布しているブラウザで、Windowsに標準装備されています。
web業界では、略してIE(アイイー)と呼ぶことが多いです。
このIE(アイイー)は、ホームページ作成においては、少し問題児でもあります。
最新のバージョンだとほとんど問題はないのですが、古いバージョンのIE(アイイー)は
他のブラウザでは表示されるのに、IE(アイイー)だけ変な表示になってしまうことも
多々あります。
Webフォント
Webフォントとは、CSSを使ってブラウザ上で任意のフォントが利用できる機能で、
CSS3から策定された技術です。 CSSに設定したフォントがユーザーの環境にインストールされ
ていない場合は、表示させたいフォントは表示できませんでした。表示がユーザーの環境に
左右されてしまうのです。Webフォントは、表示させたいフォントをサーバー上に置いて、
そのデータを読み込むことで、どのユーザーでも指定したフォントを表示させることが
出来ます。Webフォントのサービスで代表的なのは「Google Fonts」です。
HTML
HTML(エイチティーエムエル)とは、HyperText Markup Language
(ハイパーテキスト マークアップ ランゲージ)の略で、ホームページを作成する為に
開発されたマークアップ言語です。記述ルールがあり、W3Cという団体が決めています。
見出しや段落、リストなどの設定を使って、文書の構造を明確にしたり、
文書の中に画像や動画などを配置することができます。
HTTP
HTTPはHyper Text Transfer Protocol(ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)
の略です。WebサーバとWebブラウザなどがデータを送受信するのに使われる通信手段です。
Webサイトのアドレス(URL)の最初に「 http:// 」とついていますよね。
これは、アドレス先のWebページに含まれた文書や画像などを、ルールに従ってWebブラウザ
に表示してねと指示を出している感じです。ちなみに「 https:// 」から始まるアドレスも
見たことがあると思いますが、こちらはデータを暗号化して送受信する技術のことです。
SEO
SEO(エスイーオー)とはSearch Engine Optimization(サーチ・エンジン・オプティマイ
ゼーション)の略で、日本語で表現すると「検索エンジン最適化」と呼ばれています。
検索結果のページの表示順の上位にホームページが表示されるように工夫することです。
せっかく作ったホームページですから多くの方に見て欲しいですよね。
ある言葉で検索した際に、なるべく上位ページにあなたのホームページが表示されれば、
たくさんのアクセスが見込めます。そのための対策を行うことを言います。
SNS
SNS(エスエヌエス)とは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・
サービス)の略です。代表的なサービスとしては、FacebookやTwitterなどが有名ですね。
今の時代、SNSを使ったマーケティング戦略も重要になってきました。ホームページ作成時に、
SNSボタンや記事などをホームページ内に表示させることは必須になってきたと思います。
SVG
SVG(エスブイジー)とはScalable Vector Graphics(スケーラブル・ベクター・グラフィッ
クス)の略で、「ベクター画像」を表示する技術です。Adobe(アドビ)社のソフト
「Illustrator(イラストレーター)」では、このベクター形式を扱っています。
ベクター画像は拡大や縮小をしても、画像が劣化しないのが特徴です。
FTP
FTP(エフティーピー)とは、 File Transfer Protocol(ファイル・トランスファー・プロト
コル)の略で、インターネットなどのTCP/IPネットワークでファイルを転送するのに使われる
通信手段の一つです。ホームページ作成時に用意したHTMLファイルやCSSファイル、
画像などをFTPソフトを使ってサーバー上にアップロードします。
FTPソフトについては、こちらの記事で解説しているので、是非読んでみて下さい。
エミュレータ
エミュレータとは、あるシステムの動作を他のシステムで模擬的に動作させることです。
例えば、スマホサイト作成時にパソコンから確認出来たら便利ですよね。
その様な時に携帯エミュレータを使えば便利ですし、作業の効率化にも繋がります。
もちろん、実機での確認作業も大切なので、最後はきちんと実機でも確認すると
良いでしょう。
■か行
階層
階層(かいそう)とは、例えばトップページを基準に考えた場合、
そこから1クリックでアクセス出来るページを1階層、そこから更にクリックして
アクセス出来るページを2階層という流れになります。
カラム
ホームページのレイアウトのことです。2カラム(ツーカラム)や3カラム(スリーカラム)
といった表現の仕方になります。2カラムは、メインのコンテンツの左側か右側どちらかに、
サイドメニューが表示されているレイアウトのことです。3カラムは基本的に真ん中にメイン
のコンテンツが表示されていて、左右にサイドメニューが表示されているレイアウトのことを
言います。1カラム(ワンカラム)は、サイドメニューがない状態のレイアウトのことです。
クラウド
クラウドとは、cloud computing(クラウドコンピューティング)の略です。
ファイルをご自身のパソコンや携帯電話ではなく、インターネット上に保存する使い方、
サービスのことです。DropboxやEvernoteなどのサービスが有名です。
グローバルナビゲーション
グローバルナビゲーションとは、ホームページの各ページに共通して表示される
各コンテンツを案内するためのメニューのことです。起業のツボの場合は、
パソコンでの表示の場合、ホームページのタイトルロゴ画像の下の緑色の背景部分に
「ホーム」「提供会社」「起業のツボとは?」「起業コンサルティングメニュー」
「殿堂入り記事一覧」「マスコミ取材履歴」「お問い合わせ」の7個のメニューを
設定してあります。
検索エンジン
検索エンジンとは、インターネット上の情報を検索するシステムのことです。
search engine(サーチエンジン)とも言います。
GoogleやYahoo!JAPANが代表的な検索エンジンです。
検索ロボット
検索ロボットとは、巡回ロボットシステムのことで、世界中のWebサイトを巡回して
そのホームページの中身を確認しています。そして、この検索ロボットが算出した
順位が検索エンジンに表示されます。
言語コード
言語コードとは、ホームページの内容がどの様な言語で記述されているのかを
表すコードです。HTML文書の場合、「html lang=”ja”」の指定をすると
そのHTML文書に日本語(ja)で書かれているという情報を持たせることが出来ます。
コーディング
コーディングとは、プログラミング言語を用いてプログラムのソースコードを
記述する作業のことです。ホームページ作成の時に、HTMLやCSSを使って
文字や画像などのデータを特定のコードに置き換える作業のことです。
コンバージョン
コンバージョンとは、インターネットでは、Webサイト上で獲得できる最終的な成果のことを
指します。 ホームページ上で商品を売っている場合は商品購入、情報サイトなどでは、
メルマガ登録や会員登録、お問い合わせなどがコンバージョンに当たります。
ホームページへのアクセス数とコンバージョンに結びついた件数の割合をコンバージョン率
と呼び、計測することでホームページの課題や改善点を見つけることに繋がります。
コンテンツ
コンテンツとは、内容や中身のことです。コンテンツが充実したホームページを
作成すれば、アクセスアップにも繋がります。
■さ行
サーバー
サーバーとは、ホームページを表示させるために必要なファイルをWebブラウザに送ってくれる
システムのことです。「共有サーバー」「専用サーバー」などがあります。
ほとんどの方はサーバーをレンタルして使っていると思います。
レンタルサーバーに関しては、こちらの記事で解説しているので、是非読んでみて下さい。
● 【目的別】レンタルサーバーの選び方
● レンタルサーバー専門用語まとめ
サイトマップ
ホームページの構成図のことです。どの様なコンテンツがあって、
どのページがどこへリンクするのかなど分かるように表示します。
サイドバー
サイドバーとは、左側や右側に配置されている縦長の表示領域のことです。
起業のツボでは、右側にメルマガ登録や人気ランキングなどが表示されていますが、
そこの部分がサイドバーになります。
シミュレータ
シミュレータは、先にご紹介したエミュレータと同じで、あるシステムの動作を
他のシステムで模擬的に動作させることです。携帯サイトのチェックだけではなく、
様々なブラウザやブラウザのバージョンでの表示もチェック出来ます。
CSS
CSS(シーエスエス)とは、Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シート)
の略でホームページのスタイルやレイアウトを指定するための言語です。
ホームページ作成初心者さんはまずはHTMLとCSSをマスターしましょう。
CMS
CMS(シーエムエス)とは、Contents Management System(コンテンツ・マネジメント・
システム)の略で、Webサイトを管理・更新できるシステムのことをいいます。
あらかじめ用意されているテンプレートを利用すれば、HTMLなどの知識がなくても
Webサイトを作成できます。代表的なCMSは、WordPress(ワードプレス)が有名です。
JavaScript
JavaScript(ジャヴァスクリプト)とは、プログラミング言語のひとつです。
ホームページに動きのある画面を構成したり,種々の計算や情報検索などを
Web上で実現します。
jQuery
jQuery(ジェイ・クエリー)とは、JavaScript用のライブラリです。
簡単なコードでJavaScriptを実行できるので人気です。
スライス
スライスとは、Photoshopなどを使ってホームページをデザインした画像を、
パーツごとに分割し、切り取って画像を保存することです。
スライスした画像をHTMLとCSSで組立ててホームページ上に表示します。
スクロールバー
スクロールバーとは、主にウィンドウシステムにおいて単一のウインドウ内で
収まりきらない情報の部分領域だけ表示し、必要に応じて表示領域を移動する
ためのGUIパーツ(ウィジェット)のことです。水平方向、垂直方向の二種類が
あります。
セレクタ
セレクタとは、CSSの設定の際にスタイルの適用対象を表すものです。
CSSは
セレクタ { プロパティ : 値 ; }
という形で設定するので、
例えば
h1 { color : red ; }
と設定した場合はh1がセレクタとなります。
ソースコード
ソースコードとは、プログラミング言語の言語仕様に従って書かれた
一連の文字の羅列のことです。ホームページのHTMLソースを表示させるには
ブラウザの「ソースを表示」などのメニューでソースを見ることが出来ます。
■た行
テキストエディター
テキストエディターとは、テキストファイルを作成したり編集するためのツールです。
Windowsに標準装備されているメモ帳や、MacにあるTextEditなどが
テキストエディターです。例えば「Dreamweaver」などのコーディングソフトが
無くても、テキストエディターにHTMLタグなどを記述していけば、
ホームページ作成が出来ます。Macの場合は「CotEditor」が使いやすくておすすめです。
ドメイン
ドメインとは、インターネット上の住所のことです。
年間1000円前後で、オリジナルのドメインを取得して利用することも出来ます。
ただし、ドメインは世界にひとつだけなので、使いたい名前のドメインが
空いていないと取得することは出来ません。
レンタルサーバー会社から提供されているドメインを使うだけでしたら、
レンタルサーバーを借りればホームページを表示することが出来ますが、
URLを好きな名前にしたい場合は、ドメインを別途、取得する必要があります。
■な行
ナビゲーション
ナビゲーションとは、ホームページ内のコンテンツを移動したり、
他のホームページへ誘導したりするためのボタンやリンクのことです。
グローバルナビゲーションの他に、複数ページがある場合に現在何ページ目にいるのか
表示させるナビゲーションなどもあります。
■は行
バナー
バナーとは、垂れ幕の意味で、インターネットではホームページに表示される
広告やリンクの画像を指します。
パンくずリスト
パンくずリストとは、ホームページ内でユーザーが現在どの位置にいるのかを
お知らせするための設定です。「 ホーム > カテゴリ名 > 記事タイトル 」の様な
形で表示されています。
ファーストビュー
ファーストビューとは、ホームページを開いた時に、最初に表示される表示領域のことです。
スクロールしないで表示される範囲なので、ユーザーに見て欲しい重要なコンテンツを
配置すると良いとされています。
フラットデザイン
フラットデザインとは、シンプルで平面的な見た目にするデザイン手法のひとつです。
グラデーションや影などを利用しないで、いわゆるベタ塗りでデザインされていることが
多いです。
ブラウザ
ホームページを閲覧するためのツールです。Webブラウザーとも呼ばれます。
代表的なブラウザーはGoogle Chrome、Firefox、Safari、Internet Explorerなどです。
ホームページ作成においては、主要ブラウザの表示チェックも必要になります。
フッター
ホームページで下の方のエリアのことをフッターと言います。
コピーライト表記がされていたり、フッターエリアにも
ナビゲーション設定することもあります。
ヘッダー
ヘッダーとは、ホームページの上部のエリアのことです。
また、ホームページを開いた時に、大きめの画像が目に飛び込んでくることが
あると思いますが、その画像の事をヘッダー画像と呼ぶことが多いです。
ポートフォリオ
自分の作った過去の作品などをまとめたホームページのことを言います。
Webデザイナーとして就職・転職を考えている人にとっては、
ポートフォリオは必須のアイテムでしょう。
■ま行
見出し
見出しとは、ページのタイトルや文章をまとめて内容を示す小見出しなどがあります。
HTMLで記述する際は
<h1></h1> から <h6></h6> など、hタグを使って設定します。
h1が最も大きな見出しを意味し、数が大きくなるにつれ、重要度が下がります。
メディアクエリ
メディアクエリ(Media Queries)とは、ホームページの見栄えを記述するCSSの
バージョン3で追加された仕様の一つで、デバイスの種類、幅、高さ、向き、解像度など、
表示された画面環境に応じて適用するスタイルを切り替える機能のことです。
スマホサイトでは表示を変えたい場合などに良く使います。
モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーとは、ホームページをスマートフォンや携帯電話などの
モバイル端末での表示に最適化されているのかを意味します。
こちらのGoogleが提供しているモバイルフレンドリーテストサイトで
あなたのホームページがモバイル フレンドリーなのか確認することが出来ます。
文字コード
文字化け防止のために文字コードをHTMLファイルに記述します。
WordPressでは「UTF-8」の使用が推奨されています。
「UTF-8」は世界標準の文字コードになります。
日本のホームページでは「Shift-JIS」も良く使われています。
■や行
ユーザビリティ
ユーザビリティとは、ホームページの使いやすさのことです。
アクセシビリティと似たような部分もあります。
ユニバーサルデザイン
ユニバーサルデザインとは、年齢や障害の有無などにかかわらず、
すべての人のためのデザインを意味し、最初からできるだけ多くの人が
利用可能であるようにデザインすることをいいます。
■ら行
ラジオボタン
フォームのメニューでいくつかの項目の中から一つだけを選ぶ場合に
良く使われるのがラジオボタンです。
レスポンシブデザイン
レスポンシブデザインとは、ひとつのファイルで様々なデバイスや画面サイズに
対応させるWebデザインの手法のひとつです。ブラウザの横幅を動かして、
ホームページのデザインが変化するようなら、レスポンシブデザインで
設計されているホームページということになります。
■わ行
WordPress
WordPress(ワードプレス)とは、CMSの代表的なシステムです。
無料で利用することが出来ますし、ホームページ作成初心者さんでも簡単にホームページを
設定することが出来ます。無料のテンプレートやプラグインも充実しています。
カスタマイズすることも出来るので、HTMLで作成したような企業サイトなども作ることが
出来ます。ただし、カスタマイズするには、HTMLやCSS、PHPなどの知識が必要になって
きます。
ワイヤーフレーム
ワイヤーフレームとは、ホームページ内で、何をどこに配置するのかまとめた物になります。
ホームページ作成の前に、ワイヤーフレームで骨組みを固めておくと、作業がスムーズに
進みます。
■まとめ
今回はホームページ作成初心者さんの役に立つであろう
web専門用語をまとめてご紹介させて頂きました。
ホームページ作成初心者さんにとっては、最初は中々覚えられないかもしれませんが、
意味を忘れてしまったら、是非またこのページにお越し頂ければと思います。
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