できるビジネスマンは見た目の演出に余念が無い事は
言うまでもありません。
なぜなら、人は見た目によって判断する生き物だからです。
汚い服装やよれよれの服装をしているビジネスマンに
何かものごとをお願いしようという気持ちになるでしょうか。ならないですよね。
そのことをよく分かっているからこそ、できるビジネスマンは人一倍
見た目に気を使うというわけです。
とりわけ、ビジネスマンの制服とも言うべきスーツは、見た目の印象で相手に与える
イメージもガラッと大きく左右されますので、その質とデザインにはこだわりがあったり
しますし、こだわりがあるからこそ、長く着こなす為にも日々の手入れにも
気を使っているというわけです。
そこで、今回はお気に入りのスーツと長いお付き合いをするための
お手入れの仕方についてご紹介いたします。
この記事の目次
■ 1.ハンガーに掛ける
この当たり前の作業が出来ずにスーツを駄目にしてしまう方が少なくありません。
さすがに子供じゃあるまいし、脱ぎっぱなしで丸めた状態でそのままなんてことはないと
思いますが、椅子の背もたれに掛けたり、ソファーの上に置きっぱなしにしたりと
ハンガーに掛けることを怠る方は多いです。
しかし、ハンガーに掛けずに済ますことで、型崩れの原因にもなりますし、
湿気が飛ばずにシミが残りやすくなったりもします。
だからこそ、しっかりとハンガーに掛ける必要があるのです。
上着は肩の部分が厚手のもので、出来れば木製のタイプがおススメです。
防湿効果があり、静電気も起こしにくいので。
また、パンツは引っ掛けるのではなく、裾の部分から吊り下げるようにしましょう。
シワを伸ばし、不要な折癖をつけることも回避できます。
もちろんではありますが、上下共にポケットの中身は取り出しておきましょう。
■ 2.ブラッシングをして汚れを落とす
スーツがくたびれる原因は主に『汚れ』と『汗』にあります。
1日着ていると、たくさんの汚れがスーツに付着しています。
一日の終わりには必ずブラッシングをして汚れを落としてください。
上着、パンツ共にハンガーに掛かった状態で上から下へとブラッシングします。
あと、襟の裏側やポケットなど見えない部分もブラッシング対象です。
汚れをそのままにしておきますとダメージを酷くする可能性がありますので
しっかりと落としておくようにしましょう。
ブラシは豚毛や馬毛がおススメです。天然毛は生地に優しくスーツを傷めることなく
汚れやほこりを落とすことができますので。
■ 3.霧吹きで汗・シワ対策
スーツに霧を吹きかけておくことで、繊維の復元力により、シワも伸びますし、
汗の臭いも残さず回復させることが出来ます。
霧吹きで効果が少ない場合はスチームアイロンを使うと良いです。
ハンガーに掛けたままでアイロンを掛けることで余計なシワをつけることがないので、
繊維のダメージを無駄に増やすこともありません。
■ 4.それでもシワが・・・
そんな時は、アイロンの平がけ。
ハンガーに掛けたままのアイロンと違い、しっかりとプレスできます。
パンツのアイロン時はアテ布をしましょう。直接アイロンを当てることで
テカリの原因にもなります。
■ 5.それでも臭いが・・・
そんな時は消臭剤を。
タバコの臭いの元には繊維にダメージを与えるものもあります。
臭い対策は万全にしておきたいものです。
■ 6.湿気対策を
湿気を取り除いた方が良いことは言うまでもありません。
出来れば1日着たスーツは丸1〜2日間空干ししておくのがベターです。
雨の日などに激しく水気に打たれた時はタオルで軽く叩く感じで湿気を
取り除きましょう。ゴシゴシと拭くとスーツの繊維が傷む原因となりますので。
■ 7.1シーズンに最低1回はクリーニングを
1シーズンの間、スーツを着続けると、かなりのダメージが伴います。
1シーズンに最低1回はクリーニングをしましょう。
とは言え、クリーニングによる繊維の損傷も頭に入れておかねばなりません。
クリーニングをしすぎることでせっかくのお気に入りのスーツの寿命が
短くなったのでは悲しいです。
先の基本的な手入れをしていれば、酷いダメージを与えることもないので
頻繁にクリーニングしなくとも良いはず。
クリーニングした後は、買ったばかりのようにパリッとしていて気持ちの良いものですが、
やはり、日々のケアは重要です。毎日怠らずにケアすることをおススメします。
なので、1シーズンに最低1回はクリーニングを、としましたが
1シーズン1回程度が良いかもしれません。
ということで、できるビジネスマンのお気に入りスーツとのなが〜いお付き合いを
するためのスーツのお手入れ方法についてご紹介いたしました。
お気に入りのスーツと早くサヨナラするのは望むところではありません。
末永くお付き合い頂く為にも毎日しっかりとケアしましょう。