毎日忙しく働くビジネスマンにとって睡眠時間は
取りたいけど取れない。
取れないけど取らなければいけない。
というように、必要でありながらも貴重な活動時間を
圧迫する要因にもなります。
一日2時間の睡眠時間を短縮することが出来れば、
1週間で14時間、1ヶ月で60時間もの貴重な時間を捻出することができます。
1年に換算すると730時間にもなるわけですから、
丸30日間分も余分に時間を生み出すことができるわけです。
だからこそ、必要最低限の睡眠時間で効率よく生活することが出来れば
密度の濃い人生が送れるというものです。
ましてや起業前後となると1分1秒を惜しんででも働かなければならないわけですから、
睡眠時間の短縮化は必須事項だと言えます。
それでは、いかに短い時間で効率の良い睡眠を取ることができるのかを見ていきましょう。
■ 睡眠時間
8時間程度くらいしっかりと睡眠時間を取った方が良いというような事を
言われたりもしますが、7時間睡眠と8時間睡眠との比較では8時間睡眠の方が
死亡率が高くなったというようなデータもありますし、睡眠時間を多く取ることが
健康に良いかと言うと必ずしもそうではないということです。
では、どのくらいの睡眠時間が適正なのかということですが、これは人によりけりで
一概に3時間が良いとか6時間が良いということはここでは言えません。
睡眠にはレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)と呼ばれる状態が
交互でくるわけですが、このリズムはおおよそ90分間のサイクルで廻っています。
このことから言えるのは90分単位で睡眠を取ることが1つのポイントです。
短い睡眠時間で問題の無い方は
3時間もしくは4時間半の睡眠時間でもって起床するようにします。
また、長目の睡眠時間を要する方なら7時間半もしくは9時間の睡眠時間ということに。
少し長すぎる感もありますが。
今回のテーマは睡眠時間の短縮化ですから3時間睡眠もしくは4時間半睡眠を目安に
体を慣れさせるというのも一考です。
■ 起床時間
○時に起床するのが良いということは特になく、起床時間について守って頂きたいことは
『必ず決まった時間に起きる週間を身に付ける』ということです。
これは、不規則な生活をするのではなく、
生活リズムを整えることに主眼をおいた考え方になります。
起床時間がバラバラですと、朝食を摂る時間であったり、
仕事を始める時間まで不規則になってしまいがちです。
だからこそ、毎朝きっちりと同じ時間に起床することで規則正しい生活を
送ることが出来ますし、安定した生活リズムで効率よく仕事をこなすことが
出来るようになるというわけです。
前日に仕事に追われて就寝時間が遅くなったとしても起床時間を守り、
生活リズムを整えることを優先するすれば、仕事もはかどり仕事に追われて
就寝時間が遅くなるということもなくなるかもしれません。
■ 就寝時間
起床時間と同じく就寝時間に関しても特に○時に寝た方が良いということはありません。
但し、起床時間を決めたならば、そこからの90分単位での逆算で
眠りに入れるように調整すると良いです。
例えば、4時間半睡眠を実施するのであれば、0時就寝の4時30分起床とか、
23時就寝の3時30分起床などですね。
あと、就寝前にカフェインを摂ったり、直前の入浴によって体を温めすぎると
返って寝付きが悪くなるので控えるようにしましょう。
さらに、就寝2〜3時間前からは食事も控えて下さい。
消化作業をしなければいけない内蔵が休めなくなるので。
■ 昼寝の推奨
昼寝をとることの効用は医学的にも確認されており、昼寝後の集中力UPはもちろんのこと、
活力(エネルギー)そのものも大幅に開腹することが分かっております。
人間の脳というものは起きている間、想像を絶する活動量を誇っており
それだけ多くのエネルギーを消耗することになります。
(寝ている間もレム睡眠状態の時は脳は活動しております。)
考えて頂ければ分かりますがテキストデータに比べ画像データは
遥かに情報量が多いですよね。動画になるとさらにとんでもない情報量になります。
人間の脳は起きている間(目を開けている間)ずーっと動画情報を
処理し続けていることになります。ということは・・・
たとえわずかな休息であっても脳にとっては疲労回復に役立つというわけです。
だからこそ、昼寝をとることで一日の後半のエネルギー回復に大いに役立ちますし、
それだけ生産性の高い仕事ができるというわけです。
昼寝を取らずに眠気のあるままボーっと仕事をするよりも活動的な時間を過ごすことで
夜の就寝の質も良くなりますし、その結果、短い就寝時間でも効果的な睡眠を取れる
ということにも繋がるわけです。
■ 熟睡ポイント
熟睡する為のポイントは今まで述べてきたことを励行することで
概ね熟睡できる状態になるかと思いますが、本質はたった1つです。
『寝る前に体と脳に負荷を与えない』
ということです。これを意識することで
心身共にリラックスした状態で熟睡体制に臨めます。
では、体と脳に負荷を与えないとはどういうことかを具体的に上げていきましょう。
まず、体に対する負荷について気を付けたい主な例をあげます。
・就寝前に熱いお風呂に入らない。
・内臓に負荷の残る食事の摂りかたをしない。
・深酒をしない。
・室温や湿度などの就寝する環境を整える。
など
次に脳に対する負荷について気を付けたい主な例をあげます。
・カフェインを含む飲料を飲まない。
・光・音を遮断する。
(一部クラシックなどの心を安らがせる音声は良い効果が期待できる場合もあります。)
・深酒をしない。(脳的にもアルコールはよくないです)
・就寝前にパソコン、スマホなどを見過ぎない。
など
(体に対する負荷の内容も1つ1つ脳がコントロールしていることを考えると
脳の負荷とも言えますが)
■ まとめ
睡眠というものは人間が生きていく上で絶対に必要なものですが、睡眠により多くの
時間を割くのが良いかと言うとそうでもなく、もちろん、少なすぎても良くありません。
ポイントは一日の活動に差し支えないほどのエネルギーの回復ができるところにあります。
そういう意味において昼寝も推奨するわけですね。
このエネルギーの回復は睡眠時間によるものではなく、
質の高い睡眠をどれだけできたかによります。
今回のテーマはいかに睡眠時間を短縮できるかということですが、
それはいかにして短い睡眠時間で効果の高い睡眠を取るかということに他なりません。
だからこそ、質の高い睡眠を取ることでより短い睡眠時間で
活動的な一日を過ごせるように工夫しましょう。