この記事の目次
会社をやめたいと毎日のように思っていたサラリーマン時代
会社をやめたいと思っていても、なかなかそう簡単にはやめられない。
だから毎日つらいけれども、早起きして、満員電車に揺られて、
歯を食いしばって会社に行っている方は少なくないと思います。
私はいまでは起業して12年が経ち、サラリーマン時代の感覚は完全になくなって
しまいましたが、会社をやめたいと思っていた時期のつらい記憶は残っています。
毎日、早朝の電車に乗って会社に行っていたのですが、
乗り換えるのに500メートルほど歩いていました。
そこを歩いていくにつれて、何となく気分が悪くなり、
このまま帰りたいといつも思っていました。
会社を辞められたら、どんなにラクになるだろう・・・。
来る日も来る日もそう思っていました。
ですから、会社をやめたいと思っている方の気持ちはよく分かります。
会社をやめたいという気持ちを抑えてはいけない
会社をやめたいと思っていた当時、仕事自体はとても楽しかったんです。
でも、慣れない仕事ばかりやらされていたのと、勤務時間の長さが本当に嫌でした。
普通に朝7時くらいから、夜は終電に間に合わないので車で送ってもらっていました。
当然、家族と一緒にご飯を食べることなどできません。
休みはきちんと取れていましたが、日曜日の夕方になると憂鬱な気持ちが出てきてしまって、
何とも言えない感情になっていました。
これだけ働いているにもかかわらず、給料は手取りで23万円くらい。
残業代は一切出ず、名ばかりの営業手当が数万円だけ。
正直言って、このまま続けていく自信はありませんでした。
幸いにも上司が理解がある方で、私の相談にいろいろと乗ってくれました。
上司を裏切りたくないという気持ちもあり悩みましたが、
会社をやめたいという気持ちを抑えることは出来ませんでした。
私は会社をやめるのと同時に、サラリーマンという働き方もやめることにしました。
それが私が起業したきっかけです。
もうあれから12年が経ちます。
会社をやめたいは、家族が一致団結出来るチャンス
会社をやめたいと思ったら、全然やめてしまっていいと思います。
収入源が途絶える心配をされる方もいますが、自己都合での退職でも3か月ほどは
失業手当が出ます。
また、それなりに蓄えはあるでしょう。
すぐに路頭に迷うことはありません。
また、私は郵便配達のアルバイトなどを1年間続けました。
これだけでも手取り15万円くらいにはなりましたので、
妻の収入を合わせれば全然やっていけました。
お子さんがいらっしゃる方は大変かもしれませんが、
そういう時こそ家族が一致団結できるチャンスです。
会社をやめたいと思いながら働いているお父さんを見るのは、家族もつらいと思います。
会社をやめて、これから自力で頑張っていくお父さんを応援してくれるのは家族しかいません。
私が起業して一貫して家族を優先したライフスタイルを送っているのは、
家族の安定が仕事の安定につながることが分かっているからです。
仕事が忙しくて家族との時間を確保できていなかったのなら、
会社をやめたら家族中心の生活にシフトしていってください。
会社をやめたいと思ったらやるべき7つのこととは?
会社をやめたいならやめればいいというのが、経験者である私の考え方です。
会社をやめたいのにダラダラ続けてしまって、体調を壊して働けなくなったら、
そっちの方が最悪です。
もちろん会社をやめて、それからの生活がどうなるか不安なこともあるでしょう。
でも、会社をやめたいと思いながら生活する方が、よっぽど将来は不安なはずです。
ですから、会社をやめたいのであれば、さっさと会社をやめて起業することをおすすめします。
私は性格上、誰かに雇われることは無理だということが分かりました。
他者のペースで仕事をするのではなく、自分のペースで仕事をするためには、
起業するしかありませんでした。
だから起業しました。
そして12年間、無事にやってこれました。
人間、本気出せば何とか出来るものです。
でも、何にも考えずに起業しても、簡単に結果が出るかと言われたら、
難しいと答えると思います。
会社をやめたいのなら、ある程度の準備はしておくべきです。
その会社をやめるための準備について、7つにまとめましたのでお伝えしましょう。
会社をやめたいときの準備①:当面の収入源の確保
会社をやめたいと考えた時に、真っ先に思うのが会社を辞めた後の収入源です。
起業してすぐに収入を得られる保証はないので、
それ以外のところで収入源を確保できるか考えましょう。
私の場合は日中は郵便配達のアルバイトをして、夕方は家族と過ごし、
夜は起業の準備という形でやっていました。
やはりそれなりの収入源がないと、安心して起業の準備などができません。
お金のことばかり考えてしまって、何も手につかなくなるからです。
月10万円前後でも構いません。
当面の収入の確保は最低限やっておきましょう。
会社をやめたいときの準備②:起業関連の本を読む
会社をやめたい、サラリーマンをやめたいという方は、起業するしか選択肢はありません。
ただ、起業と言われても、いまひとつよく分かっていないのが現状だと思います。
私も会社をやめた当初は、自分が何をすればいいのか決まっていませんでした。
ですので、図書館に籠って、起業関連の本や、自己啓発の本などを読み漁っていました。
私は日ごろから本を読むことはありませんが、
このときばかりはどこかにヒントが転がっていないかと真剣に読みました。
実は、私が起業への一歩を踏み出せたのも、ある1冊の本を立ち読みしたのがきっかけです。
その本を購入後、見よう見まねで商品を作成し、ホームページも作成、
その後商品を販売して初月で30万円を売上げることが出来たのです。
この結果は全て積極的に書籍から情報収集をしていたからに他ありません。
会社をやめたいのであれば、いまのうちに起業に関する本を
じっくり読むことをおすすめします。
きっとあなたが進む方向が見えてくるはずです。
会社をやめたいときの準備③:自分のスキルや経験の棚卸
会社をやめて起業する際に、役立つのが今まで培ってきたスキルや経験です。
ただ、自分のスキルや経験って、意外と自分ではよく分かっていないことが多いです。
意外とビジネスになるスキルや経験を持っている人は多いものですが、
なぜかそこに気付かない。
起業支援のコンサルティングをしていると、毎回そういう方とお会いします。
これはとてももったいないことです。
自分のことを客観的に見るのは難しいことではありますが、
自分のスキルや経験を棚卸しておくことはとても大切なことです。
その中からきっと、会社をやめてからも食べていける、
そんな起業のネタが転がっています。
ぜひ、どこかで時間を取って、じっくり取り組んでみて下さい。
会社をやめたいときの準備④:家計状況の把握
会社をやめたいのであれば、家計の出費などをご自身でも把握しておくことが大切です。
これは奥さんを信用していないというのではなく、
奥さんがあなたに心配かけさせないようにと無理をしている可能性もあるからです。
会社をやめるために、起業の勉強をスタートしたら、それなりにお金がかかってきます。
ただ、そういった勉強が家計を圧迫するようでは、本末転倒です。
もちろん、一気に攻めるべき時は攻めるべきです。
ただ、それもご自身で家計の状況を把握できているからこそ出来る判断。
何にも考えずにお金を突っ込んで、家計が一気に苦しくなっては、元も子もありません。
ご自身でもきちんと家計を把握したうえで、そこから逆算して行動していく。
いくら会社をやめたいと思っていても、家族を困らせるようなことをしてはいけません。
会社をやめたいときの準備⑤:情報収集
会社をやめたい、会社をやめて起業したいとお考えなら、
しっかりとした情報収集は欠かせません。
これは起業関連の本を読むこともそうですが、実際に起業を体感することも該当します。
例えば起業関連のセミナーに出ることも選択肢の1つでしょう。
どんなセミナーが良いかはなかなか判断できないと思いますが、
講師の考え方や人柄、教える内容などで判断すればいいと思います。
ほぼ直感に近いイメージです。
一番いけないのは、外野の意見に流されることです。
ネット上ではありもしない誹謗中傷が書かれていることも多く、
そういった内容を鵜呑みにしてチャンスを逃している方も数多くいます。
そもそも、そういった他者依存の思考では、起業しても絶対に上手くはいきません。
あくまでご自身のビジネスな訳ですから、自分で判断して行動すること。
これを心がけるようにしましょう。
起業したら誰もあなたを守ってくれません。
そこはきちんと理解しておきましょう。
会社をやめたいときの準備⑥:スキルを身に付ける
会社をやめたいと思った時点で、起業に不可欠なスキルを身に付ける努力をしましょう。
私の場合は、起業してから試行錯誤して独学で身に付けました。
でも、そんなことをしなくても、今ではネット上にコンテンツはあふれています。
私が起業した頃は、ネット上で動画を気軽に見れる時代ではありませんでした。
でも、いまでは動画を見ながら、様々なスキルを身に付けることが出来ます。
ある程度のスキルであれば、無料で身に付けることもできます。
起業に不可欠なスキル、お金になるスキル。
こういったスキルを見極めて、出来る限り起業する前の段階で
身に付けられるように動いていきましょう。
会社をやめたいときの準備⑦:家族とよく相談する
会社をやめたいと思っても、あなたの一存だけでは決められません。
やはりご家族ときちんと話し合って、納得してもらうことが大切です。
私の場合は、当時は結婚したばかりでしたので、妻もすぐに賛成してくれました。
ただ、お子さんがいらっしゃる方の場合、人生設計が崩れてしまうこともあって、
なかなか決められないことも多いかと思います。
でも、最終的にはどうするかを決めなければいけません。
ご家族が納得して、快く起業することを応援してくれるように、
あなたも出来る限りのことをしましょう。
ご家族が納得できるくらいの成果を起業前に出すことが出来れば、
ご家族もあなたを喜んで応援してくれるはずです。
結局、最終的に起業の障壁となるのは家族への理解です。
ここをクリアすることが出来れば、あとはあなたの腕次第で何とでもなります。
まとめ
会社をやめたいと思ってから、起業するまでには紆余曲折はあると思いますが、
これほどやりがいのある人生もありません。
お金の自由、時間の自由を自分の手で勝ち取ることへの達成感。
これは何にも代えがたいものです。
もちろん会社でしかできないやりがいのある仕事も多いです。
でも、会社をやめたいと思っているのであれば、
会社に無理して残るという選択をするのは馬鹿げています。
起業すれば、もっと自由なライフスタイルが待っています。
ご家族をもっと幸せにすることができます。
ぜひ、起業への一歩を踏み出して、勇気をもって自分自身のためにも
起業にチャレンジしてみて下さい。