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起業成功を夢見るなら、長く継続できる起業を目指そう
2005年8月に起業して、昨年で10年が経ちました。
今年で起業後11年になります。
そして、法人化して8年目となりました。
起業当初、1年1年必死にやってきましたので、
何年続けようとか、そういった考えは一切ありませんでした。
でも、サラリーマンに戻るという選択肢はなかった。
なので、必然的に起業して自力で稼ぎ続ける必要がありました。
そのために、がむしゃらにやってきて、いまがある。
そう感じています。
起業成功の定義は人それぞれではありますが、いかに長く起業を継続できるか?
これは起業成功の指標になるのではと思います。
94%の起業家は起業に成功できずに終わる
起業に成功したという定義は人それぞれです。
特に売上額の大小で起業に成功したかどうかを決める人は多いでしょう。
でも、これってちょっと違うかなと思います。
会社の規模や、取り組んでいるビジネスなど。
こういった条件で売上額は全く変わってきます。
また、年収1億円を目指す人もいれば、年収1000万円で満足という人もいるでしょう。
そうなると、売上額の大小は起業成功の定義にはならないと思います。
やはり起業成功の定義は、いかに起業を継続してきたか?
これがもっともふさわしいかなと思います。
どんなに多くの売上を出している起業家でも94%の人は、
起業を10年継続することが出来ていません。
起業後10年継続している会社は、たったの6%と言われています。
意図的に廃業している人もいるでしょうが、ほとんどの人がやむにやまれず廃業をしています。
そして、売上額が大きいからといって、10年以上起業を継続できている
ということでもありません。
ですから、起業成功の条件としては、いかに起業を継続できたか?
ここがもっともしっくり来るかなと思います。
起業を成功させたいのであれば、いかに長くやり続けるかを考えよう
起業を成功させたいのであれば、いかに長く起業を継続できるかを考えてみてください。
1か月や、1年といった短期的な結果を求めるのは当然ですが、
3年スパン、5年スパンでビジネスを考えてみる。
これはとても有効だと思います。
結局、短期的な売上ばかり追ってしまうと、その場限りの施策に終始してしまいます。
いまは売上が上がっているから問題ないけれども、あとあとその行動が売上減に
つながってしまう・・・。
これはよくあることです。
無理矢理セールスをしてきた結果、売上は順調に上がってきたものの、
お客さんが少しずつ離れてしまい売上が減ってしまった。
これはビジネスを短期的な視点でしか見ていなかったのが原因です。
そして、起業を成功させたいのであれば、起業を長期的な目線で考える作業。
これはとても大切なことになります。
短期的に大きな売上を上げることは、実はそれほど難しいことではありません。
それよりも10年、20年と安定して売上を上げ続ける方が何倍も難しいのです。
起業を成功させたいのなら、どちらを選択するのか?
自ずと答えは出てくると思います。
再認識すべき起業成功のための7つの秘訣とは?
起業して10年が経って、ここまで無事に起業を継続することが出来ています。
その間、いろいろなことがありましたが、それらを全て糧にして
これからの10年に挑もうと思っています。
ただ、起業してからの10年と、その後の10年。
どちらが難しいかと言ったら、もちろん起業してからの10年と答えます。
なぜならば、何の経験もない状態から、起業を10年継続しなければいけないからです。
これからの10年は、いままでの経験があります。
ですから、最初の10年を教訓にして、次の10年をスタートすれば、
それほど大きな失敗はないと思っています。
起業をいかに継続させるかを、起業成功の条件にしたのも、こういう理由もあるのです。
起業を10年継続出来れば、次の10年はそれほど難しくはない。
だからこそ、起業成功のためには、最初の10年をきちんと乗り越えること。
これが大切になります。
そこで、10年間起業を継続していく中で、起業成功の秘訣というものを、
いくつか再認識することが出来ました。
この起業成功の秘訣を日々忘れずに行動することが出来れば、
次の10年も安泰だと思っています。
そんな起業成功のヒントをこれからご紹介したいと思います。
ちなみに、起業成功の秘訣は全部で7つあります。
起業成功の秘訣その①:会社にお金を残そう
起業成功のためには、ぜひ会社にお金を残す方向で動いてください。
多くの人が儲かりだすと、給料を増やそうとします。
でも、給料は増やせば増やすほど無駄遣いするようになって、意外と貯まりません。
そしてその浪費癖が残ったままでいると、いざ会社の売上が減ってしまった時に
苦労することになります。
でも、会社にお金を残す方向で動けば、それほど自由に使えるお金ではないので、
それほど多くは減りません。
売上が下がってしまっても、会社にお金があれば、
しばらくは問題なくビジネスを回すことが出来ます。
会社にお金があれば、当面の給料も支払えます。
そういう意味で、自分にお金を残すのではなく、会社にお金が残るようにしましょう。
これが起業成功の第一歩です。
起業成功の秘訣その②:経費管理をきちんとしよう
起業を成功させるには、売上が多くても意味はありません。
あくまで利益が取れているかどうかで考えるべきです。
その時に大事になるのが、自分自身で経費を把握しているかと言うことです。
売上が順調ですと、どうしても経費もどんぶり勘定になりがちです。
それでも利益が出ていれば構いませんが、経費を無駄遣いしてしまい、
得られるべき利益が減ってしまっていては元も子もありません。
節税対策などで経費を使うのではなく、きちんと税金を支払って会社にお金を残すようにする。
これを意識するだけで、経費の無駄遣いは一気に減ります。
経費は必要最低限のモノにとどめ、無駄遣いをなくす。
起業成功のためには、こういった積み重ねが少しずつ効いてくるようになりますので、
疎かにしてはいけません。
起業成功の秘訣その③:広告費に投資をしよう
起業成功のためには経費を無駄遣いしてはいけないと言いましたが、
積極的に投資してほしいものもあります。
それが「広告費」です。
広告費をきちんと確保して、毎月投資をしていくこと。
これをしないで起業を継続することなどできません。
多くの起業家が広告費をかけることを嫌がります。
でも、売上が上がらないのは広告費を使っていないのが原因であって、
決して景気が悪いからではありません。
責任を外部要因になすりつけて、本当にやるべきところから目を背けている。
だからこそ、起業後10年続く会社が6%しかないのです。
起業成功のためには適切に広告費を投資していくこと。
これはぜひ忘れないようにしてください。
起業成功の秘訣その④:見込み客リストを獲得し続けよう
起業成功のためには、広告費を使うべきとお話ししました。
その広告費を使う目的が、「見込み客リスト」の獲得です。
私はよく見込み客リストを獲得するための教材を販売するのですが、思いのほか売れません。
これは広告費を使う必要があることと、見込み客リスト獲得のために
やるべことが多いことが理由です。
でも、ここから逃げていては起業を成功させることなどできません。
見込み客リストが500あれば、それだけで1000万円の売上を出すことが出来ます。
1リスト1000円で獲得出来れば、広告費50万円で1000万円の売上を
出すことが出来るのです。
これを言っても、なかなか実践しようとしない。
こういったことからも、起業後10年続く会社が6%しかないことは納得できます。
起業成功のためには、当たり前にやるべきことを、愚直に継続すること。
これが一番大切なのかもしれません。
起業成功の秘訣その⑤:企業理念を作ろう
起業成功のためには、周りに流されない軸が必要になります。
自分のビジネスに軸がないと、ついつい周りに流されてしまって、
どこに向かいたいのか定まらなくなります。
またビジネスに軸がないと、儲け話に乗ってしまって、多くの場合損をしてしまいます。
自分のビジネス軸をきちんと定めることは、起業成功には欠かせないのです。
そして、そのためにも、企業理念を作りましょう。
企業理念を作ることによって、自分のビジネスに軸が出来ます。
企業理念に反する儲け話などにも乗ることがなくなります。
ビジネスにぶれがなくなり、余計なこともしなくなるので、売上が安定するようになります。
企業理念は、その時のステージで変わっていくものです。
なので、まずは企業理念を決めて、そこを軸にビジネスをおこなっていく。
これが起業成功には大切かなと思います。
起業成功の秘訣その⑥:会社を拡大しない
起業成功の条件を売上げに置いている人は、会社を拡大しようとしてしまいます。
でも、会社を拡大しようとすればするほど、起業の成功からは離れてしまうことが多いです。
特に私も含めて、1人ビジネスでやっていける規模の会社であれば、
拡大路線は辞めた方がいいです。
起業成功のために目指すのは売り上げ増ではなく、利益増。
ここは間違わないようにしましょう。
会社を拡大すれば事務所家賃や、人件費などの固定費が毎月かかるようになります。
この経費は売上が多くても少なくても、変わらずにかかってくるものです。
こういった経費が増えれば増えるほど、会社の経営は苦しくなっていきます。
起業成功の条件は必ずしも売上ではないということ。
これは今までの話でもご理解いただけたと思います。
起業成功のためには会社を大きくせずに、身の丈にあった形でビジネスを継続すること。
ぜひ、ここを意識していただきたいと思います。
起業成功の秘訣その⑦:儲け話には乗らないようにしよう
起業成功のためには儲け話には一切乗らないようにしましょう。
特に企業理念に合致しないビジネスに関しては、どんなに魅力的であったとしても
乗ってはいけません。
どんなに上手くいきそうに見えても、例外なくあとでトラブルを持ち込んできます。
これは私も何度か経験しているので実体験として断言できるレベルです。
あなたの目的は、起業してお金儲けすることだけではないはずです。
お客さんに価格以上の価値を提供して喜んでもらいながら、それに対しての対価をいただく。
そしてよりより商品やサービスを作成し、更に喜んでいただく。
これが起業の醍醐味であり、その結果がサラリーマンのときには想像できなかった
収入となるのです。
決して儲けようと思って起業したわけではないはずです。
起業成功のためには儲け話には一切乗らないこと。
ここは多くの人が失敗しているので、あなたも気を付けてください。
まとめ
起業成功の7つの秘訣はいかがでしたでしょうか?
起業は起業することが目的ではなく、起業を継続することが目的です。
起業を継続できているということは、少なからず収入を得ている証拠。
自分で興したビジネスで食べていけるなんて、ほんの一握りの人間しか踏み込めない領域です。
ですから、年商何億稼ぐとか、高級外車を買うとか、タワーマンションに住みたいとか・・・。
そういった俗物的な目標を起業成功として捉えることなく、
まずは起業を安定して継続させること。
ここを目指して頑張って下さい。
私はこの起業成功の7つの秘訣を、起業後10年で学びました。
だからこそ、次の10年は起業成功の7つの秘訣を順守していきたいと思っています。
あなたの起業成功にお役にたてれば幸いです。