この記事の目次
起業できない人には共通点があります
起業支援のコンサルタントを始めて10年になります。
延べ1000名以上の方のサポートをおこなってきました。
多くの方の起業をサポートしてきた自負はありますが、
一方でどうしても起業できない人もいました。
私の力不足ではあるのですが、どうしても起業できない人は一定数存在します。
ただ、私も起業支援コンサルタントの端くれです。
何とか起業できない人を起業できる人に変えたいといろいろと取り組んでみました。
その結果、おもしろいことが分かったのです。
実は起業できない人には非常に多くの共通点があることが分かったのです。
起業できる人、起業できない人の違いとは?
起業できる人、起業できない人は明らかに最初から違っています。
これはスキルのあるなしは一切関係ありません。
起業できる人、起業できない人とでは、行動や考え方などが明らかに違います。
やはり起業できる人の方が、行動も出来るし、考え方もしっかりしています。
逆に起業できない人は言い訳ばかりして行動しない人や、
行動はしてはいるが少しずれていることが多いです。
例えば起業して稼ぎ続けるには集客を勉強すべきなのに、
節税のことを勉強したりとか(笑)
笑える話ではあるのですが、実際に起業準備中の方にいただく質問の多くが、
税金や融資などの質問なんです。
そんなこと稼げるようになってから考えろよ!って突っ込みたくなりますが、
彼らは本気で質問をしてきます。
そういう意味では起業できない人は、どこか少しずれている感じがしています。
起業できない人はスキルや経験がないわけではない
起業できないのは、決してスキルや経験だけの問題ではありません。
むしろ起業できない人の中にも、スキルや経験が突出している方もいらっしゃいます。
でも、なぜか起業できない。
起業できるかどうかは、スキルや経験もそうなんですが、起業への取り組み方や考え方。
それが大切になっていきます。
そこで今回、起業できない人の特徴を7つにまとめてみました。
今回の起業できない人の7つの特徴を読んでいただいて、
ぜひ自分自身に当てはまっていないか?を考えてみてください。
結構ズバリ書いているので、不快に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、起業できない人の多くが共通して持っている特徴です。
参考になさってください。
起業できない人の特徴①:言い訳が多い
起業できない人は、起業できる人と比べて言い訳が多いです。
特にやらない言い訳、できない言い訳、決断しない言い訳が多いと感じます。
せっかく学んだことがあるにもかかわらず、それを実行に移そうとしない。
スキルや経験があるにもかかわらず、失敗するのが怖くてチャレンジしようとしない。
そして、必要なスキルを学べる場があるにもかかわらず、そこに参加しようとしない。
とにかく何らかの言い訳を作っては、ことごとくチャンスを取り逃していきます。
私もよくあります。
「あ~、ここで参加してもらえれば結果を出してもらえるのに・・・」
という瞬間が。
つい最近もおもしろい言い訳をした人がいました。
「固定費が増えるから講座に参加できません!」
って言われたんですが、最初意味が分からなくてポカーンとしてしまいました。
その後、しょーもない言い訳した彼にはきつく説教をしておきましたが・・・。
でも、この言い訳癖はしょうがないです。
ある種の病気です。
いままでそうやって逃げてきたわけですから、そう簡単には変えられません。
少しずつ成功体験を積み重ねていくことで、自分に自信が付き、
その結果言い訳しない人間になる。
そういう形でないとクリアできないと思います。
はっきり言っておきますが、起業できる人は言い訳はしません。
全ての結果は全て自分の責任だと本気で思っています。
起業できない人のように、言い訳をすることはまずありません。
起業するということは、全ての責任を背負うことになります。
その責任に対して言い逃れをするようなら、起業しても上手くいくわけありません。
なかなか起業できない人は言い訳癖が出ていないか?
ぜひ自分自身をチェックしてみてください。
起業できない人の特徴②:責任転嫁する
起業できない人は、全ての責任を他人になすり付けます。
そもそも起業できないのは人のせいだと思っています。
例えば家族のせい、会社のせい、社会のせい、時代のせい、ノウハウのせい・・・。
何でも他人のせいにします。
全て正しい自分が起業できないのは、他人のせいに違いない。
そういう思考が働くのだと思います。
もう一度言いますが、起業するということは、全ての責任を自分で背負うことになります。
どんな結果が出ようとも、それはあなた自身が判断して決めたこと。
相手に勧められて判断したとしても、最終決定はあなたがしたわけです。
ですから、全ての責任はあなた自身にあります。
でも、起業できない人にはそのロジックが分かりません。
ですから、この責任転嫁をする癖がある人は、そもそも起業できない人になります。
私の場合、責任転嫁をする傾向がある人がサポートを受けにきたときは、
怒らせないように丁重にサポートをお断りします。
責任転嫁をする人は、結果が出ないことに対して、
平気で教える側の人間に責任をなすりつけようとします。
あとあと面倒なトラブルになるので、責任転嫁をする人はお断りしています。
そもそも起業できない人なわけですから、サポートをしても時間の無駄です。
起業できない人の特徴③:全て自分でやろうとする
起業できない人の中には、このようなことを言う方がいます。
「まずは自分で一通りやってみようと思います!」
これって一見したら、やる気があっていいことのように思えます。
私も何事も自分でチャレンジしてみることに異論はありません。
でも、これが単なる逃げの口実で使われていたらどうでしょう?
話は変わってきますよね。
起業できない人の多くが、お金をかけて誰かに頼もうという意識が低いです。
例えば集客。
集客方法を学び、自分で取り組むことは良いことだと思います。
でも、一方でどんなに集客を学んでも、それを専業にしているプロには敵いません。
で、もしそのプロに安価に集客を依頼出来たらどうでしょう?
依頼することで集客の負担が減り、且つプロがどんどん集客してくれますので、
結果として起業できるだけの成果をいち早く出すことができます。
もちろんプロに依頼すれば代行費用などがかかります。
でも、それを上回る成果を出すことが出来れば、何ら問題ないわけです。
起業できる人は、その考え方が出来るので、ある程度自分で集客方法を学んだら、
プロに任せてしまう人は多いです。
自分にはもっとやるべきことがあるから、出来る人に任せてしまおう。
そう考えられるのです。
でも、起業できない人は全部自分でやろうとしてしまう。
なるべくお金をかけないようにと考えてしまうので、
結果としていつまで経っても結果が出ない。
時間ばかり経ってしまい、起業できないままズルズルきてしまう。
出来る人が周りにいるのであれば、その人に任せることで、
自分だけしかできないことに集中することが出来ます。
そこに対して投資を出来ないことで、起業できない多くの人が損をしてしまっています。
全てを自分でやろうとしない、出来る人に任せることの重要性を理解出来ない限り、
起業できない状況から抜け出すことは出来ません。
起業できない人の特徴④:学ぶことが目的になっている
起業できない人の中には、非常に勉強熱心の方が多いです。
様々なセミナーに参加したり、ノウハウを購入したり。
非常にアクティブに動いています。
でも、いつまで経っても起業できない。
これには理由があります。
起業できない人の多くが、学ぶことが目的化しているのです。
起業に向けて前向きに行動することが目的化しているのです。
その結果、いつまで経っても起業できない。
勉強はしているが、それを実行に移そうとせずに、更に勉強してしまう・・・。
前向きに動いていることは間違いないので、彼らもその問題点に気づかないのです。
だからたちが悪い。
学ぶことが目的化している人は非常に多いですが、実践を伴わない限り
いつまで経っても起業できません。
ご注意ください。
起業できない人の特徴⑤:仲間作りが目的になっている
起業できない人は学ぶことが目的化していますが、
それ以上に仲間作りが目的化している人も多いです。
様々なセミナーやコミュニティに参加しては、名刺交換をして人脈作りに精を出しています。
フェイスブックでもよく見受けられますよね?
もちろん人脈作りを否定はしませんが、ちょっと違うかなと思います。
基本的に起業家は孤独です。
全ての判断、決断は自分自身でおこないます。
それをいちいち人の意見に左右されているようでは、起業しても上手くはいきません。
そして起業して結果を出したいのであれば、孤独で頑張る時間帯は必ず必要だと思っています。
他人と関わり合っていないと起業できないのであれば、どこかに属した方が良いと思います。
起業には向いていません。
起業できない人が起業できない人と人脈を作っても、それは単なる傷のなめ合いに過ぎません。
あの人も起業できていないから、まだ私も起業できなくても大丈夫。
そう思われるのが関の山です。
それよりも孤独に耐えて成果を出して、起業できない人から起業できる人へ脱却する。
そしてその段階で人脈を拡げていく。
この流れの方があなた自身も、相手側も有益です。
相手をいい意味で刺激できる存在になるまでは、自力で頑張り続けることが必要だと思います。
起業できない人は、そこの覚悟が足りないかなと思います。
起業できない人の特徴⑥:広告費をケチってしまう
起業できない人は決してお金がないわけではありません。
様々なセミナーやノウハウを購入するなど、積極的に投資をしています。
でも、そういった投資は必要最低限にして、もっとかけるべきところがあります。
それが広告です。
特に顧客リストを獲得するために、ぜひ積極的に広告投資をしてほしいと思っています。
起業できない人は、とにかく実践量が足りません。
ノウハウばかり頭に溜め込むだけで、いつまで経っても実行に移そうとしません。
それでは良いノウハウも宝の持ち腐れです。
ノウハウ購入は最低限で問題ありません。
そして、そのノウハウを実践するためには、集客が不可欠です。
効率的に、時間をかけずに集客するのであれば、広告を使って顧客リストを
獲得するしかありません。
顧客リストさえあれば、何度でも様々な商品やサービスをセールスすることが出来ますから。
ノウハウを実践するためにも、いままでノウハウ購入やセミナー参加に費やしてきたお金を
広告に回してください。
それだけで、起業できない人から起業できる人へ一瞬で変わることができます。
起業できない人ほど、積極的に広告投資をしていきましょう。
目安は月5万円からです。
起業できない人の特徴⑦:リスクばかり考えている
起業できない人はスキルや経験がないわけではありません。
むしろ私のような凡人と比べても、高学歴、高キャリアの方も多いです。
でも、起業できない。
これはなぜでしょうか?
起業できない人は、起業失敗のリスクを考えてしまっているのが、
起業できない原因なのかなと思っています。
頭が良い分、起業することで想定されるリスクを敏感に察知してしまう。
だから余計に準備万端にしようとしてしまう。
その結果、不必要な学びばかりに時間を取られてしまい、
起業できないままズルズル来てしまうのではないでしょうか?
もちろん起業はノーリスクではありません。
少なからず起業にもリスクは存在します。
でも、その起業のリスクも、自分の力で避けることができます。
ですから、それほど起業失敗のリスクを気にする必要はないのです。
意外と何とかなってしまいますし、起業してしまえば逆に何とかしてしまいます。
人間はそういう生き物ですから。
いきなりお金をかけて起業するなどしなければ、いくらでも挽回するチャンスはあります。
大抵の起業リスクは、事前準備をすることで回避することが出来ます。
起業できない人は、起業リスクを想定したうえで、
それを回避するする術を身に付けてください。
そうすれば起業できないということはなくなるでしょう。
なぜなら、そもそもの実力は相当高いわけですから。
まとめ
起業できない人の特徴を7つご紹介しました。
起業支援のコンサルタントとして活動をしていますが、なぜみんな起業しないのだろう?
なぜ起業に対してそんなにリスクを感じているのだろう?と不思議に感じることも多いです。
何度も言いますが、起業できない人はスキルがないとか、
そういう理由で起業できないわけではありません。
必要以上に起業に対して慎重になっていたり、そもそも起業へのエネルギーが
違うところに向かっているのが原因です。
ですから、起業できない理由が分かったら、そうならないように行動していけばいいのです。
起業には多少なりとも「バカ」になることも必要かなと思います。
私も起業当初は何のアテもなく会社を辞めたので、何で起業するかも決まっていませんでした。
でも、いまでは一応10年間もビジネスを続けることが出来ています。
人間本気出せば何とでも出来ます。
なかなか起業できないなと思っている方も、ぜひ勇気を持って一歩を踏み出してみてください。
意外と何とかなった・・・って実感できると思いますよ。
今後も起業できない人を起業できる人に変えられるように、
起業支援を続けていきたいと思います。