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ウェビナー(webinar)とは?
ウェビナー(webinar)という言葉をご存知でしょうか?
ウェビナー(webinar)とは、ウェブ(web)とセミナー(seminar)とを合わせた造語です。
いまやネット環境が充実しており、動画配信も簡単に出来るようになりました。
セミナーと言えば、セミナー会場に行く必要があるわけですが、
ウェビナーであれば自宅にいながらセミナーを受けられます。
セミナーの多くが東京でおこなわれますので、地方の方にとって
セミナー参加はハードルが高くなります。
でも、ウェビナーであれば、どんなに交通が不便なところでも関係ありません。
ウェビナー主催者としても、全国各地の方にセミナーを見てもらうことができます。
まさにセミナー主催者もお客さんもwin-winの関係になれる形だと言えます。
ウェビナーに取り組むべき理由
ウェビナーをやったことがないのであれば、ぜひ一度やってみてください。
理由はいくつかありますが、大きく分けて3つの理由があります。
まず何と言ってもウェビナーをおこなうことで、多くの方に見てもらうことが出来ます。
全国どこに住んでいてもネット環境さえあれば、自宅でセミナーを見ることが出来ます。
そうなると必然的にセミナー参加者は増えますので、そこから収益を得ることが
容易になります。
また、受講生の立場から言えば、セミナー参加のハードルが下がることも
メリットになります。
わざわざ時間と場所を合わせてセミナーに行く必要がないので、
ウェビナーは参加しやすいセミナーです。
特に遠方の人は交通費や宿泊費などもバカになりません。
そういう意味ではウェビナーは参加者にやさしいセミナーの形になります。
最後に、ウェビナーをおこなうことで信頼関係を構築することが出来ます。
販売者はお客さんに対して、メルマガなどで情報提供をしながら、
信頼関係を構築する必要があります。
でも、文字だけではなく、動画で情報発信をしたらどうなるでしょう?
あなたの表情や声、立ち居振る舞いなどを見ることで、
より理解してもらいやすくなります。
その結果、より短時間で信頼関係を構築することが出来ます。
そういう意味では、ウェビナーに取り組むことは、
今後のビジネスをしやすくすることにもつながるのです。
ウェビナー作成時に注意すべきこととは?
ウェビナーをするにあたって、必要なものはありますが、
そこまで完璧を求める必要はありません。
映像に関してはお金をかけようと思えば、いくらでもかけることができます。
でも、大事なのはウェビナーを開催すること。
そしてウェビナーを継続しておこなっていくことです。
プロ並みのウェビナーを求めている人はいません。
それよりも、あなたからどんな情報を得ることが出来るのか?
それを楽しみにしている人がほどんどなのです。
ですから、ウェビナーを完璧なモノにする必要はありません。
ただ、絶対に守るべきところもあります。
それをご紹介します。
1つずつご説明します。
ウェビナーで注意するべきは映像ではなく、「音」です。
つまり音声が聞き取りやすいかどうか。
ここを注意してください。
映像が多少雑な感じでも、お客さんはウェビナーを最後まで見ることはできます。
でも、音声が聞き取りにくいウェビナーは、最後まで見ることがきつくなります。
声が小さかったり、聞き取りづらかったり、ノイズが入っていたり。
こういうことがないように、マイク選びは慎重におこなってください。
次に、身なりを整えてからウェビナーをおこないましょう。
よくラフな格好で、ひげを生やしてウェビナーをやっている人がいます。
それが個性と言われればそうなのでしょうが、お客さんがどう受け取るかは
考えた方がいいです。
身なりが整った人と、ラフな格好でひげ面の人。
どちらが信用できますか?と聞かれたら、おそらく前者と答える人が圧倒的に多いはずです。
ウェビナーはあなたの情報を発信する場ではありますが、画面の向こう側には
お客さんがいます。
そこを忘れないように、ウェビナーを作成する際は、身なりを整えて
信頼してもらえるよう意識してください。
最後に、ウェビナー中に言い間違えたり、言葉が出てこなかったりしても
気にしないでください。
お客さんはそれほど気にしてはいません。
ウェビナーをやろうとアドバイスをしても、言い間違えそうとか、
話す内容を忘れたらどうしようとか。
多くの方が必要以上に心配をされています。
でも、何度も言うようですが、言い間違えなどを気にしているお客さんはいません。
結局、お客さんが注目していることは、あなたが話す内容です。
どんなコンテンツを話してくれるのか?
関心があるのはそこだけです。
ですから、ちょっとくらい言い間違えをしても、話す内容を忘れたりしても
気にしないでください。
意識すべきは、あなた自身の言葉で、あなたらしく一生懸命に伝わるように
話すことだけです。
売れるウェビナーにするための9ステップ
ウェビナーを作る目的で一番多いのは「セールス」です。
ウェビナー冒頭から中盤はコンテンツの提供。
そして最後の方でセールスをおこなう流れが理想です。
しかし、単にコンテンツを話してセールスをするだけでは、思うように売れません。
そう、売れるウェビナーにするには、セールスプロセスがあるのです。
今回は、売れるウェビナーにするために必要なセールスプロセスを
9ステップに分けてお伝えします。
売れるウェビナーステップ1:苦痛・悩み
ウェビナーの入りは非常に重要です。
お客さんに必要な情報だと理解してもらうことで、
最後まで見てもらう可能性が高くなるからです。
セールスを最後にするわけですから、最後まで見てもらえなければ意味はありません。
ですから、まず最初にお客さんが抱えているであろう、苦痛や悩みを話します。
「こんなことで悩んでいませんか?」
という感じです。
コツとしては、よりマニアックに苦痛や悩みを語ることです。
一般的過ぎる内容だと入っていかないので、
より細かく詳細に描写できるといいでしょう。
売れるウェビナーステップ2:ステータスアップ
ウェビナーを見ている人は、あなたのことを知らない人も多くいます。
ですから、ここで自己紹介をします。
ただ、単なる自己紹介では意味はないので、あなた自身のステータスを
アップできるような内容を話します。
実績とかそういった内容を話せるといいでしょう。
ただし、あくまでさりげなくです。
露骨に「凄いでしょ?」アピールはお客さんに嫌悪感を抱かせます。
サーッと流す程度に実績などを話すと良いでしょう。
売れるウェビナーステップ3:解決できた状態
ウェビナーの冒頭で苦痛や悩みを話しました。
ここでは、その苦痛や悩みを解決できた状態をイメージさせます。
このウェビナーを最後まで見ていただければ、あなたの苦痛や悩みは解決できますよ。
そう伝えるのです。
特にお客さんが得られる価値を明示することが出来れば、
お客さんも最後まで確実に見てくれるようになります。
「この動画を見れば、私の悩みも解決出来て、
こんな生活が送れるようになるんだ・・・」
そうイメージさせることが出来れば合格です。
ただし、必要以上に煽り立てないこと。
品のないウェビナーになってしまいますのでご注意ください。
売れるウェビナーステップ4:苦痛・悩みの原因を特定
お客さんが抱いている苦痛や悩みの原因をはっきりと伝えてあげるのが、
このステップの内容です。
「あなたの悩みの原因は○○ですよ!」
とはっきり伝えることが大切です。
ただし1つだけ注意点があって、必ず人のせいにしてください。
決してお客さんが悪いと言わないようにしてください。
ようするに「敵をつくる」ということです。
お客さんが成果を出せないのは、そのほとんどが本人の責任です。
でも、それをはっきり言ってしまったらウェビナーを閉じられてしまいます。
ですから、誰かのせいにしてください。
あなたは悪くないと言ってください。
ここは大事なポイントです。
売れるウェビナーステップ5:解決策の提示
ウェビナーでもっとも大切な部分になります。
お客さんが抱えている苦痛や悩みをどのように解決すればいいのか?
そこをはっきりと伝えます。
ここでのポイントは、すぐに結果が出そうなものを伝えるということです。
ここで小難しい話をして、難しそうだと感じてしまうと、
お客さんは思考停止になってしまいます。
もちろんそんなに簡単に解決できるわけではないと思いますが、
まずは小さな成果を出す方法だけでも良いと思います。
簡単にできる、もしくは簡単にできそうだと思わせることによって、
お客さんを前向きにしていきます。
成果が見えるようになれば、確実にお客さんは積極的に
行動出来る状態になっていきます。
売れるウェビナーステップ6:お客さんの声
ウェビナーの際に準備できそうであれば、ぜひここでお客さんの声を用意してください。
私の場合は、クライアントさんを1人ウェビナーに登場させて
対談形式で話したことがあります。
これは難しいとしても、実際の成功事例などを話すのもいいでしょう。
第3者の声はやはり大切です。
お客さんの声のポイントとしては、ビフォー・アフターで話すということです。
以前はこうだったけれども、いまはこうなった。
そういう流れで紹介できると、お客さんも自分に置き換えて
イメージできるので効果的です。
売れるウェビナーステップ7:商品の優位性
ウェビナーの最終番です。
ここで商品のプレゼンが始まります。
ここで商品を紹介するわけですが、単なる商品紹介になってはいけません。
他の商品とどこが違うのか?
その他との違い、優位性を分かりやすく伝えてあげてください。
ジャパネットのように、他の商品とどこが違うのか?
そして、誰でも使いこなすことが出来るのか?
その点を分かりやすく伝えていきましょう。
お客さんに自分が使いこなしているイメージをしてもらえるように、
あまり煽り立てることなく説明することが大切です。
売れるウェビナーステップ8:排除
ウェビナーを見ているお客さんの中には、好ましくないお客さんも存在します。
ようするに「めんどくさい客」です。
めんどくさい客とは以下のような特徴があります。
・責任転嫁
・依存
・傲慢
・すぐに結果を求める
・努力をしない
こういったお客さんが来てしまうと、あとあとサポートなどで苦しむことになります。
ですから、この時点であらかじめ排除しましょう。
こんなお客さんはいらないと、はっきり伝えてあげましょう。
そして、こういう態度を取ったらどんなペナルティがあるか、はっきり伝えましょう。
真剣なお客さんだけ商品を購入いただける環境を整えるためにも、
きちんと伝えることが大切です。
売れるウェビナーステップ9:価格の理由、保証、特典
ウェビナーの最後に商品の価格や特典、保証などを話をします。
ここまででウェビナーを見ている人の多くが、購入する気満々になっています。
あとは価格の問題となるわけです。
もちろん安売りはおすすめできません。
それなりの価格に設定するべきです。
価格が高いから買わないのではなく、それ以上の価値を得られないと
判断するからお客さんは買わないのです。
ですから、得られる価値などを今まで伝えてきました。
でも、それでも高いと感じてしまうこともあります。
ですから、最後に特典や保証を付けて、そのハードルを下げてあげるのです。
いわば背中を押す役目がこのステップです。
ぜひ、特典や保証などは手抜きをせずに、じっくり考えてみてください。
まとめ
売れるウェビナーの9ステップはいかがでしたでしょうか?
ウェビナーで商品を販売したいのであれば、この9ステップの順番で
ウェビナーをおこなえば結果は出ます。
私はこのやり方で単一商品で3000万円ほど売り上げたことがあります。
期間はたったの10日間です。
このようにウェビナーは使い方次第で、非常に大きな武器にすることができます。
まずは、ちょっとしたミニセミナーでも構いません。
ウェビナーにチャレンジしてみてください。
きっと大きな成果を得られるはずですから。